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2006/09/21

少子化

 少子化が問題になっている。日本の人口が減り始めているそうだ。私の子供も一人っ子なので、人口減少に片棒を担いでしまっている。少子化・人口減少が日本にとっていいことなのか悪いことなのか、いろいろ意見があるようである。私はいいところも悪いところもあって、つまるところ社会システムを変えていかなければならないだけ、と思っている。

 今回は少子化の利害ではなく、なぜ少子化になってしまったのかについて自分なりに考えてみた。
自分の考えを一言で言ってしまえば、『子供を生み育てることに将来的なメリットがなくなってしまった』 ということになる。ずいぶんと打算的な意見であるが、今のところの私の結論はここにある。
明治時代以前は、人口の多くが農業や商業などの自営業に従事していた。それらの産業においては、家族の増加=生産力の向上=生活の向上 に結びついていった。
余談になるが、少し前にテレビで見た最新学説による恐竜の姿で、ティラノザウルスが実は家族で行動を共にしており、狩りの時には “攻撃力はないがすばやく動ける”若い世代が獲物を追い込み、“攻撃力はすさまじいが獲物を追いまわせない”成熟した世代が止めを刺す、という場面を見せていた。これなど、集団で行動することで生産性を上げるいい例だと思った。
ひるがえって、今の産業従事者の構造を見ると、企業内労働者いわゆるサラリーマンが大半を占めるまでになっている。サラリーマン家庭においては、子供が数多く成長してもその過程の生産性向上にはほとんど寄与しない。結果、子供は家庭において経済状況を悪くするものになってしまい、子育てはいわば趣味の領域に入ろうとしているように思われる。もちろん、これがかなりの極論であることは自分でも理解しているつもりである。
そこで、少子化対策である。やはり、経済的な支援に落ち着くと思われる。子供を多く育てたほうが、子供が成長したときに生活が楽になるようなシステムが有効のように思われる。これのポイントは、子供を生んだときや乳幼児のときではなく、子供がある程度生産活動に参加できるような年齢になったときに、親達にも恩恵が行くようにすることである。昔の農業商業のときのシミュレートという意味合いもあるが、生産に寄与しない乳幼児に対して経済的なゆとりを与えると、甘やかしなどの悪い形が出来てしまうと考えるからである。

 私個人の考えとしては、日本は自給自足ができる程度まで人口が減ってから人口減少が落ち着くのが望ましいと思っている。もちろんそのときは今のような経済的な優位を世界に誇ることは出来なくなって、いわゆるヨーロッパの一部の国のような緩やかな衰退の道をたどっていくことになるだろう。しかし、私にとっては今の経済最優先・企業優遇・個人冷遇なる今の日本のシステムはどうも好きになれない。
町の中心部は自家用車の乗り入れを禁止すべきだと思っているし、地方の高速道路や高速鉄道も建設すべきでないと思っている。インフラ整備といいつつ、実は税金の土建業者への横流しのようなシステムはそろそろ終わりにすべきなのである。“国土の均衡ある発展”という呪縛から抜け出さなければならない。

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