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2006/09/12

人事採用

 私は人を見る目がない。
今回は、仕事での採用の話である。友人とか恋愛とか個人的なことは一切関係ない。あくまでも経済活動の場である企業における採用の話である。

 私がとあるPC向けソフト会社に勤めていたときの話である。
私はとあるプロジェクト内のチームリーダーをしていた。職種はソフトウェア・テスティング、ソフトの品質管理である。
プロジェクトを拡大するために人員を補充する必要があり、1年半で150人ぐらいと面接した。中途採用のための一次面接である。その150人も大量に人事部から送られてくる履歴書から選抜した人たちなので、履歴書を含めれば採用候補者はおそらく1000人を越えていたであろう。
面接を始めた頃の10人ぐらいまでは、よくわからずに面接していたような気がする。ところが、20人、30人と面接していくと、だんだんポイントがわかってくる。面接時間は平均1時間であるが、数十人と面接をしてくると、最初の10分でだいたいその人が自分の希望している人材なのかそうでないかがわかるようになってくる。そこが曲者である。わかるようになった気になっていたのである。
はたして150人面接をして、最終的に採用したのは3人。うち2名が入社をして、1名は辞退した。その2名も私より先のその会社を去ることになった。能力的には問題なかったが、自己の健康管理であるとか、企業の文化になじめなかったようである。

 社員が決まらない間は、派遣会社から派遣社員を受け入れていた。数名をあるときは同時にあるときは入れ替わりながら働いてもらっていたが、ここでも私の人を見る目がないことがわかってしまった。
“おっ、こいつはなかなかやりそうだ。” と期待した人材が、プロジェクトの進行について来れずに1~2ヶ月で退場してもらうことになったかと思えば、
“うわ~、このレベルの人が来ちゃったよ。大丈夫かな~” と心配した人材が、努力で当初の不安を払拭して長期にわたっていっしょに働くことになったりした。

 プロジェクトの見通しとか、プログラムの品質の良し悪しについての自分の感覚はけっこう自信をもっている。実際、自分の間隔を信じて大きな失敗をしたことはなかった。(小さな失敗はある)
しかしながら、企業における人材を見る目についてはいまだに自分を信用できないでいる。だから、人をうまく活用できる人を見るとうらやましいと思うし、私は自分ひとりで仕事を終わらせるのが好きである。

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