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2006/09/15

自己防衛

 歩道の真ん中を歩いているのに自分からはよけようとしない人をよく見かける。自分の目に前から人が歩いてきたり、自転車で来たりしても道を明けようとしない。20代の若者によく見かける光景であるが、それ以外の世代、お年より世代でも見かける。
狭い歩道なのだから、お互いに端によって距離を開けるのが自分の身を守る上でも重要なことだと思うのだけれど、それをやろうとしない人たちをよく見かける。若いカップルや若い女の子同士、中年・老年のご婦人方のグループにその傾向があるように思われる。
他者が必ずよけてくれることを前提にした行動を取るというのは、私から見ればきわめて危険な行為である。もし、相手もよけようとしなかったら?そして相手が自転車だったら?怪我をするのは自分である。ぶつかったときに相手が怖い人だったらどうするのだろう?切れやすい人だったらどうするのだろう?もしかしたらぶつかったことに腹をたててもっているナイフで襲ってくるかもしれない。怖い話ではあるが、絶対にないと言い切れないのが今の社会状況である。

 やはりこれは日本が平和で安全な国であるという過信から来ているものなのだろうか? たとえばアメリカであれば、特に大都市圏では他人に注意を払わずに外を歩くなどということは考えられない。
義理の弟の話であるが、以前ニューヨークに旅行をして外を歩いていたときに、道に迷ったらしく胸ポケットから地図を出そうとしたら、前から歩いてきたお兄さんにいきなりピストルを突きつけられたそうだ。どうも、胸からピストルを出して襲われると勘違いしたらしい。そのくらい、自己防衛に過敏なのも私としてはイヤだが、必ずしも安全ではない国では他人の行動に敏感に反応するのが当たり前の社会になっている。
とすると、他人が目の前から迫ってきても自分からは避けようとしないという現象は、日本では他人から襲われない、自分に害が及ぶことはない、という妄信からきているということか。

 私の座右の銘(といえるものかはわからないけれど)の一つが
 「自分の身は自分で守る」
であり、このことは自分の子供にもことあるごとに言い聞かせています。自分自身がいい歳になるまで他人任せにすることが多かったことの反省です。(´・ω・`)

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