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2006/11/25

テスティング -Norton AntiVirus の場合- (前編)

 私が今使っている “Norton AntiVirus 2006” を “Norton AntiVirus 2007” にアップグレードできるサービスが始まった。このようなサービスはとてもうれしい。このようなサービスが受けられれば、ウィルス定義ファイルの更新サービスの延長をしようかな、という気にさせられる。

 ところが、アップグレードするときに、いろいろなトラブルに遭遇してしまった。そこで、テスターの視点から今回のトラブルと問題点について、順を追って紹介したい。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

★ 始まり

 ITmedia のメールニュースで、シマンテックが Norton AntiVirus 2006 を Norton AntiVirus 2007 にアップグレードできるサービスを開始した、という記事を読んだ。さっそく、シマンテックのノートン アップデート センターにいってみた。どうやら Web 上でツールを動かして自動的にアップグレードを行うらしい。

 さっそく、自分のPCで作業を開始した。ActiveX コントロールをダウンロードしている。PCの環境をチェックして、ダウンロードが始まった。ダウンロードが終わると自動的にアップグレードが始まった。この間に、カミさんのPCのアップグレードを始めた。そちらも順調にアップグレードしている。

 
★ エラー

 どうやら今使っている AntiVirus 2006 をアンインストールしてから、AntiVirus 2007 をインストールするらしい。2006のアンインストールが終わったときに、再起動を要求された。そのまま再起動を行う。

 問題は、再起動後に起こった。インストールは再開されたようだが、どうも様子が変だ。ダイアログにいっぱいエラーを表示している。最後に 「インストールが正常に終了しませんでした」 というような内容のダイアログを出して、アップグレードは異常終了してしまった。

 カミさんのPCは再起動後も順調にインストール作業が進んでいる。カミさんのPCのアップグレードは、そのまま何事もなく終了をした。再度の再起動後に NortonAntiVirus 2007 のファイルの更新とPCの完全スキャンが始まった。

 
★ 再アップグレード

 仕方がないので、自分のPCに対しては、シマンテックが用意している “削除ツール” を使い、Norton AntiVirus をすべて削除した。そしてあらためて AntiVirus 2007 をセットアップしようとしたが・・・。用意されているのは、AntiVirus 2006 からのアップグレードだけ。2006を完全に削除したPCには、2007にアップグレードできなかった。

テスターの目:
 アップグレードが失敗することは珍しいことではない。アップグレード プログラムには当然のように、アップグレードに失敗したときの処理を組み込むべきである。具体的には、削除したものを復帰させることである。もしくは、アップグレード対象製品がなくとも再度のアップグレードができるような痕跡を残すことである。
 今回のアップグレードにはそういう配慮がなされていなかったのは残念である。テスター(いると仮定して)が、AntiVirus 以外のプログラムが入っていない “クリーン” なシステム上でしかテストしなかったのではないか?と疑っている。

 仕方がないので、AntiVirus 2006 のセットアップから行うことにした。幸い 2006のインストール ディスクは、目に付くところにおいてあった。2006のインストールは何事もなく終わった。

 しかし、何も設定を変えずにこのままアップグレードを実行すれば、再び再起動後にエラーとなるのは目に見えている。カミさんのPCでは無事にアップグレードが成功している。考える・・・、考える・・・、考える・・・・・・。(この間五分)

 ( ̄□ ̄;)!! ハッ! セットアップ ファイルの展開先か!

 再度アップグレードを試みる。このときに別な問題があったのだが、それについては後述する。再起動直前まで進めて、TEMPフォルダ内を見てみる。思ったとおりだ。再起動後に使うセットアップファイルをシステムの作業フォルダ内に展開していた。

 ところが、私のPCでは、起動時に作業フォルダ内のファイルをすべて削除するツールを使っていた。再起動後に AntiVirus 2007 をセットアップするファイル群が、再起動時にすべて消去されていたわけである。確かにこれではアップグレードを再開できない。

 起動時に作業フォルダ内のファイルを消去するツールを停止してから、再起動をした。再起動後、AntiVirus 2007 のインストールは無事に再開された。そして、AntiVirus 2007 へのアップグレードが無事に終了した。

テスターの目:
 このような状況から、テスターが “クリーン” な環境でしかテストしていないのではないかと、私は想像したのである。作業フォルダはいつクリアされるかわからない場所である。そこに再起動後に必要なファイルを保存する仕様にそもそも問題がある。
 優秀なテスターであれば、そういったツールの存在にも気を使い、作業フォルダーに依存した仕様をトラブルの元として指摘できるはずである。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 私の PC での AntiVirus のアップグレードは何とか終わらせることができた。しかし、これで終わりではなかった。

 続きは明日に。

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