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2006/11/13

私のPDA遍歴

 私は、覚えるのが苦手である。
特に、名前、電話番号、スケジュールを覚えるのが苦手である。昔はメモ帳に名前や電話番号を書いて持ち歩いていた。スケジュールもメモ帳に書いていたが、紙媒体の悲しさ、当然予定時刻になっても教えてはくれない。

 そんな私は PDA (携帯情報端末、Personal Digital Assistant または Personal Data Assistance) が世に出てとてもうれしかった人達の中の一人である。
PDA の原型ともいえる アップル社のニュートン はさすがに高すぎて手が出なかった。

 自分自身の記録として、記憶に残っている範囲で自分のPDA遍歴を書くことにした。

 
~1995年: メモ帳(紙)

 この頃まではひたすら紙と鉛筆を使っていた。私はシステム手帳が嫌いなので、毎年日付の入った小さめの手帳を買ったり、もらったりして使っていた。
上で書いたように、名前と電話番号とスケジュールの記録には十分であったが、検索性が悪いのと、スケジュールをアラームで教えてくれないという大きな欠点があった。(笑)

 
1995年~1997年: TIMEX DATALINK

 アメリカ TIMEX社の DATALINK は、パソコンとの通信手段がユニークなことで知られている。アメリカ製なので英数字と一部の記号しか使えず、電話帳の名前は必然的にローマ字となる。スケジュールのタイトルもローマ字か英語表記で使った。電話番号もアメリカ式の区切り方で、日本の電話番号を入れるとかなり違和感があった。

 当時は身につけられるPDA製品がこれぐらいしかなかったので、二年ほど毎日みにつけていた。しかし、アメリカ製の宿命なのか二年にして音がならなくなった。orz
音が鳴らなければアラーム機能が役に立たない。結局、買い換えることに。

 
1997年~1998年: TIMEX DATALINK 150

 DATALINK を買いなおそうとしたら、model 150 などというものがついて、モデルチェンジしていた。他に model 70 という女性用の小型版が出ていた。機能部分はほぼ旧型と同じであいかわらず英数字以外は受け付けない。

 現在も問題なく動作するのだが、結局一年しか使わなかったのは、この後に述べる、日本語が表示できる同等の製品に乗り換えたためである。

 
1997年~1998年: カシオ カシオペア A-50

 今ではすっかりなくなってしまった、WindowsCE搭載のH/PC(ハンドヘルド パソコン)である。当時は、ラップトップパソコンがまだまだ重くて、駆動時間も短かったため、文字通りラップトップ=ひざの上 パソコンとして、移動可能な省スペースデスクトップパソコンとしてしか使われていなかった。そんな時代に、“ほんとうに外に持ち運べて、バッテリーを気にしないで使えるパソコン” として出てきたのが H/PC である。

 私もさっそく会社の備品として買ってもらい (^^;) 、常時持ち運ぶパソコンとして使っていた。
しかしながら、持ち運びには便利な大きさは、両手での文字入力にはかなり無理があった。手書き入力も当てにならない文字認識精度で、やはりキーボード入力に頼らざるを得なかった。会議中にメモを取るのも一苦労。
結局一番役に立ったのは、交通機関での移動中にフリーセルが遊べるということだった・・・。

 名前と電話番号の管理にはカシオペアを使っていたものの、スケジュール管理には上記の DATALINK 150 を並行して使っていた。

 
1998年~2000年: NEC MobileGear II MC-R300

 カシオペアが発売された翌年には、WindowsCE 2.0 を搭載した製品群が発売された。私もすかさず NEC の モバイルギア を再び会社に買ってもらった。(^^;)
モバイルギアを選んだ理由は、大きさが何とか両手でタイピングできる幅であったことと、処理速度が他の WindowsCE 2.0 搭載機より速いという報告があったからである。

 モバイルギアはカシオペアとは違い、両手で問題なくタッチタイピングができて、会議でのメモ取りも余裕でできた。また、ラップトップPCと違い HDD を積んでいなかったので、開けてすぐに使用、会議終了と同時に閉じて即移動、といった使い安さがあった。

 十分に使いやすかったのだが、2000年ごろにはラップトップPCも十分な軽さと駆動時間を実現していたので、いつのまにかより使いやすいラップトップPCを常時使うようになっていった。

 
1998年~2000年: シチズン DataSlim

 DATALINK では日本語が使えないことがやはり使い勝手の上では問題であった。そんなときに発売されたのがこの DataSlim であった。PCカードサイズということもあり、画面サイズは腕時計に比べれば格段に大きく、見やすかった。データの入力、同期は、パソコンのPCカードスロットに差し込むだけの簡単なものである。

 友人がもっているのを触らせてもらい実物を確認した後、速攻で買った。一見、画面上を操作できるタッチパネルのように見えて、実は周囲に配置されたボタンでしか操作や文字入力ができないという意地悪な設計であった。画面上での操作は、2000年に発売された DataSlim2 で実現されたが、残念ながら DataSlim2 を購入することはなかった。
データ入力、文字入力をPCカードスロット経由に限定すれば使い勝手はきわめて良好であった。普段は、専用の皮ケースに入れて、胸ポケットにしまっておけば、アラームの音もよく聞こえた。

 98年~2000年までの約二年間は、スケジュール アラーム、電話帳は DataSlim に任せ、会議でのメモ取りを モバイルギア で行うというスタイルで PDA を使っていた。

 
1998年~2005年: カシオ BIZX PCX HBX-100J

 DataSlim に少し遅れて発売された腕時計型の PDA である。TIMEX DATALINK の日本語版といってもそれほど間違ってはいないと思う。画面は小さいながら、感じも含めて日本語を表示できるということで発売後まもなく購入した。

 時期的には DataSlim と重なるが、実はわけがある。この PCX は、赤外線通信でパソコンとやりとりをする。ところがプロトコルが独自であったため、Windows98 では、正常にパソコンとリンクできなくなってしまったのである。
制式の赤外線通信プロトコルは汎用であるために PCX にとっては不必要に複雑なプロトコルであった、と開発者は語っていた。そして、腕時計に実装するために、必要最低限の独自プロトコルのみを搭載した、とも言っていた。結局それがあだとなり、Windows98とでは、使えないPDAとなってしまったわけである。

 そのために購入して1年足らずで、“単なる腕時計” と化してしまったのである。スケジュール管理はもっぱら DataSlim で行うこととなった。
ところが2000年に転機が訪れた。Windows 2000 では今度は DataSlim が使えなくなってしまったのである。偶然とは重なるもので、ちょうどその頃、RS-232C に接続するタイプの赤外線通信ユニットを入手することができた。これを使うと、Windows 98 であろうと、Windows 2000 であろうと、PCX と赤外線通信ができるようになったのである。

 その後は、スケジュール管理と電話帳が PCX へと移行して、2005年のケータイの時代まで私の左腕で PCX はアラームし続けることとなる。会社を辞めてからは、スケジュール機能は使う機会がほとんどなくなり、もっぱら電話帳として役に立った。なぜなら、2005年まで私はケータイをもっていなかったのである。電話をかけるときは、PCX を見ながら公衆電話から電話をかけていたのである。

 
2005年~現在: AU A5507SA

 2005年4月まで私はケータイといいうものを一切もっていなかった。特にこだわっていたわけではなく、単に “必要がない” と思っていただけである。連絡はもっぱらパソコンの電子メールで十分間に合っていた。また、料金が固定電話に比べてずいぶんと高いこともケータイを持ちたくない理由であった。
ケータイをもっていないといいこともある。どこかにふらっと出かけたときに連絡がつかないために邪魔をされないのである。この、カミさんにも会社にもつながれていない感覚が私は好きである。

 ともあれ、2005年4月に初めてケータイを持つこととなった。理由は子供のためである。子供の学校が少し遠いため、登下校時の子供の位置をリアルタイムに把握できるように子供にケータイを持たせ、自分もケータイで位置を確認するというスタイルを選んだ。子供の位置確認をするサービスをいろいろ調べ、やはり 「GPS方式かな」 と思い、AU にした。
ケータイそのものにはこだわりがなかったため、そのときに 0円 で購入できる機種を選んだ。それが サンヨー の A5507SA であった。

 実際使い始めると、ケータイが実に自分にぴったりのPDAであることがわかった。電話帳(当たり前(笑))、電子メール、アラーム、スケジュール、メモ帳、電卓、などなど家の外で使いたいと思っている機能がシッカリ詰め込まれていた。
考えてみれば当たり前である。店への報奨金で 0円 になっているが、実際には二万円とか三万円で売られているPDAなのである。

 結局、必要な機能が全部入っているということで、PCX はお蔵入りとなった。長い間役に立ってくれたPCXは壊れたわけではないので、今でも私の机の上で毎時ごとに 「ピピッ」 と知らせてくれる。

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