ものは大切に長く使う
親の育て方の影響なのか、私は物を大切に長く使うことが好きである。同時に、ものをなかなか棄てられないため、持ち物がどんどん増えていく。「こんなのもう、使わないよな~」 と思いつつ棄てられない。
棄てられない話は置いとくとして、ものを大切にする話。
今いえにあるもののうち、一番古いのはおそらく今子供が使っている勉強机だと思う。これは私が小学校入学のときに私の親に買ってもらったものである。計算するともう35年使っていることになる。私が買ってもらうときに 「大学卒業まで使えるように」 と木製のシッカリしたものを買った。それが、大学卒業どころか、私の子供が使うようになった。天板には作業用マットを敷いていたおかげで、いまだに新品同様である。
プラスチック製の四角いミニテーブルは、私が高校生のときに TDK がカセットテープの点数に応じてプレゼントしていたのものである。これも、一時は子供が遊ぶときのテーブルになっていた。
私が大学生のときに買った小型の折りたたみ式のテーブルは、今もパソコンラックの横で作業台として使われている。
パソコンラックは、私が最初にパソコンを買ったときのものである。NEC PC-9801VX2 を1987年に買ったのが自分のパソコンの始まりであった。それまでは、大学の研究室のパソコンを空いているときに使わせてもらうだけであった。パソコンもモニターもプリンターも周辺機器にいたるすべてが変わってしまったが、ラックだけはそのときのものである。
今は壊れて破棄してしまったが、同じ時期に買った ビクターのVHS と ソニーのベータ も長持ちした。1987年ごろに買ってから、2000年に廃棄するまで、ほぼ毎日のように使い続けて、13年間壊れずに動いていた。1994年に買って数年で動かなくなった8mmビデオデッキや、2000年に買って、2~3年で故障したHDD/DVDレコーダー、とはえらい違いである。
今使っているテレビは21型のブラウン管式である。1991年に秋葉原で買ったものである。さすがにブラウン管が暗くなってきて、そろそろ買い替えを考えているが、安くなった液晶テレビを買うか、粘るだけ粘ってSEDの登場を待つか、思案中である。
私のようにものを大切に長く使っている人、私なんかよりもっと長く使っている人も世の中にはたくさんいると思う。しかし、最近は壊れてなくとも 「なんとなくデザインに飽きた」 みたいな理由で新しいものに買い換えることも当たり前の社会になってしまい、私にはとても残念である。今住んでいるアパートの粗大ゴミ置き場にも、まだ使えそうな電化製品や家具がしょっちゅう置いてある。
すばやく消費をして、頻繁に買い換える、ものを作ったり売ったりする企業にとってはとても都合のいい話である。そういう企業をスポンサーに抱えるテレビ局をはじめ各種マスコミも、スポンサー様のために盛んに消費者の物欲を刺激しようとあおっている。
しかし、消費者がそのようなごまかしにだまされる必要は、どこにもない。私個人としては、ずっと昔の “壊れたら直して使う” ことが当たり前であり、“壊れたらすぐに棄てる” ことはハズカシイ社会になればいいな、といつも思っている。
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