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2006/12/19

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス のここが気になった (ユーザビリティ)

 昨日さんざん褒めちぎった “ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス” への苦言である。(笑)

 全体としては何もいうことないくらいによくできている “トワイライトプリンセス” であるが、キャラクターの操作性については、いくつか疑問の残ったところがあった。それは “A ボタン” と “B ボタン” の使い分けである。

 “A ボタン” は、緑色の一番大きいボタンで、‘アイテムの選択’や‘決定’によく使われる。

 “B ボタン” は、赤い A ボタン よりふた回り小さいボタンで、選択肢から抜けたり、ウィンドウを閉じたりするのによく使われる。

 戦闘中は、B ボタンで持っている剣を振り回し、A ボタンは剣で特殊な攻撃をするためのボタンとなっている。そのため、敵を攻撃するつもりで A ボタンを押してしまい、敵を攻撃せずに地面を転がるだけ、ということがよくあった。

 また、“トワイライトプリンセス” は 3D(三次元)で表現されているゲームであるため、視点の切り替えが可能である。1.キャラクターの後方からキャラクターも含めて表示する位置と、2.キャラクターの目の位置からキャラクターに成り代わって周囲を観察する位置、の二種類の視点の切り替えが必要になる。2の視点から 1の視点へ戻すために使うのが、実は “A ボタン” なのである。視点の切り替わりをモードの切り替えと認識している私は、2の視点から抜け出すのに、ついつい “B ボタン” を押してしまう。すると、キャラクターが剣を振り回す動作をして一歩踏み込んでしまう。崖のぎりぎりにキャラクターを立たせて、崖下を覗き込んでいた場合、2の視点から1の視点に戻すために B ボタンを押して、キャラクターが前に進んでしまうと、キャラクターが崖下に転落して死亡、ということが何度もあった。

 ここは素直に、2の視点から抜け出すための B ボタンは、キャラクターを動かさないようにしたほうがよかったように思う。2の視点のまま剣で戦闘することがほとんどないからである。流れで書くと、
  2の視点 → B ボタン → 1の視点+剣を振り回す → 落ちる
となる。それを、
  2の視点 → B ボタン → 1の視点に戻るだけ → 落ちない
で、よかったのではないかと思っている。

 “ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス” は、コントローラーのまったく異なる Wii と ゲームキューブ という二つのゲーム機向けに発売されている。開発効率を考えれば、ほとんどのプログラム コードを共有しているはずである。とすると、ゲームキューブ用のちょっとした変更が、Wii 上に思いもよらない弊害をもたらすことは充分にありえる。そのために安易な変更が行えず、ゲームキューブ上で不自然な操作体系が出来上がった可能性がある。

 いずれにしろ、しょせんは細かいことである。すみずみまできれいに掃除された部屋だからこそ、テーブルの上の小さなゴミが気になるようなものである。もし、部屋全体にゴミが散らかっていたら、テーブルの上の小さなゴミなどちっとも気にならないだろう。

 つまり、この程度の小さな問題では、“ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス” の面白さの本質は少しも損なわれないということである。今回の記事は、私が仕事でユーザビリティーを多少経験してきたということで、あえて書いてみたかったのである。

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