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2006/12/01

プリンター iP7500 ICMを使った印刷 (前編)

 今回は、私が キヤノン プリンター iP7500 で ICM を使った印刷が出来るようになるまでの話である。「ICM なんて常識じゃん」 という方には、退屈な話になると思われるが、少々お付き合いいただきたい。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 初回の印刷テストで、以下の設定での印刷に落ち着いたことを書いた。

用紙の種類: プロフォトペーパー
印刷品質: ユーザー設定: 品位: 1、ハーフトーン: 誤差拡散
色/濃度: マニュアル色調整: マッチング方法: 写真用、明るさ: 明るく(ガンマ1.4)
特殊効果: VIVIDフォト: オン

その後の、数種類の光沢ハガキの比較テストでも上記の設定を用いた。

 しかし、それで満足していたわけではなく、その後も、機会があるごとに設定を変えて印刷テストを続けていた。そして、今回ようやく満足できそうな印刷設定のきっかけを見つけた。それが “ICM(Microsoft Image Color Management)” を使った印刷である。

 私が本格的にデジカメ写真を自分で印刷するようになったのが、1999年である。エプソンの PM-900C を買ったのが2000年末。現在も使っている画像ソフト “Paint Shop Pro 7” を購入したのが2001年。つまり、5年前の2001年には、すでに ICM を使った印刷が可能だったわけである。実際、何度か Paint Shop Pro 7 から ICM を使った印刷を行った。しかしそのときは、全体的に黄色がかぶった印刷結果になってしまい、ICM の正しい使い方がよくわかっていなかった。何よりも、PM-900C を使っていたときは、下手に設定をいじくるよりも、“オートフォトファイン” を使ったり、ドライバーでそのまま印刷しただけで、充分満足のいく印刷結果が得られた。そのために、無理して ICM を使う必要はなかったのである。

 今回、プリンターを iP7500 に変えて、印刷結果が黄色に傾くことがどうしても気になった。キヤノンのプリンタドライバーに “オートフォトパーフェクト” という機能がある。しかし、エプソンのオートフォトファインのような満足感は得られなかった。検索サイトで調べてみると、“クチコミ掲示板” に同じような質問が上がっている。ということは、この傾向はこのプリンターの “クセ” ということになる。そうなのであれば、やはり根本的な解決策を今のうちに見つけておかないと、あとあとまで悩まされそうだと思った。

 そこで再度チャレンジしたのが、一度挫折をした ICM を使った印刷である。自作のカラーチャートを使い、設定を変えて何度も印刷を試した。

Color_chart 自作のカラーチャート

 その結果、ようやく正しい ICM を使った印刷ができるようになった。『必要は発明の母』ということわざではないが、必要なときには、必死になってかんばるので何とかなるものである。

 Paint Shop Pro 7 では、“色の管理” で ICC プロファイルの設定を行う。色の管理を有効にした後、“基本的な色の管理” か “色の校正” を選ぶ。“基本的な色の管理” は、モニターとプリンターの色を一致させるものであり、今までずっとこの設定で使っていた。もう一つの “色の校正” を選択すると、モニター、プリンターのほかにもう一つ “エミュレートされるデバイス プロファイル” を選択しなければならない。私にはこれがよくわからなかった。今回、キヤノンのサイトの “カラーマネージメント” を解説しているページを読んで、初めて用紙にも “ICC プロファイル” があることを知った。そう、“エミュレートされるデバイス プロファイル” には、用紙のプロファイルを指定すればよかったのである。

 余談になるが、“色の校正” の説明として、「別の機器に表示される色を、使用しているモニターやプリンターで確認します。」 と書いてある。『別の機器』 という用語に、私はすっかりだまされたわけである。「別の機器や用紙に表示される色を、・・・」 のような説明はできなかったのだろうか。

 キヤノン製の用紙のプロファイルは、数種類がプリンタードライバーといっしょに組み込まれていた。しかし、その表記がまたよくわからない。先ほどのページによれば、ファイルのプロパティに “用紙の種類” と “印刷品位” が書かれているとのこと。さっそくファイルを探してみると、“ウィンドウズ フォルダ内の \SYSTEM32\SPOOL\DRIVERS\COLOR” にファイルがあった。それぞれのプロパティーをのぞいてみると、ファイルが対応する用紙と印刷品位は以下のとおりであった。

CNB7ECA0 = Canon iP7500 PR1 (プロフェッショナルフォトペーパー、品位1)
CNB7ECB0 = Canon iP7500 PR2 (プロフェッショナルフォトペーパー、品位2)
CNB7ECC0 = Canon iP7500 PR3 (プロフェッショナルフォトペーパー、品位3)
CNB7EDB0 = Canon iP7500 MP2 (マットフォトペーパー、品位2)
CNB7EEB0 = Canon iP7500 SP2 (スーパーフォトペーパー、品位2)
CNB7EEC0 = Canon iP7500 SP3 (スーパーフォトペーパー、品位3)
CNB7EHB0 = Canon iP7500 FA2 (ファインアートペーパー、品位2)
CNB7EJB0 = Canon iP7500 FC2 (エコノミーフォトペーパー?(ECの間違い?)、品位2)

 それにしても、ロングファイル名が使える今、記号みたいなファイル名を使っているんだろう。他者や標準で組み込まれているプロファイルにはわかりやすいファイル名がつけられているのに。

 一通りすべての用紙プロファイルを試してみた。多少の違いはあるものの、各用紙プロファイルに大きな違いはなさそうである。そこでテストでは、ドライバーの設定に合わせて、“PR1” を選択した。

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 また、話が長くなりそうなので、続きは明日とする。どうもプリンターの話になると、細かい説明が必要になって、話が長くなってしまう。

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