私の考える少子化対策
前日の記事を受けて、私なりに考えている “少子化対策” について書こうと考えた。
なぜ少子化が進んでいるのか?
私は単純に、“子供を育てることが将来の自分の生活の豊かさ” につながらないことをみんな知ってしまったからだと考えている。
100年前、200年前であれば、日本人の大半が農業や商業で生計を経てていた。今のように組織のために働いて、“給料” をもらう人は少なかった。
農業や商業においては、頭数の数が多ければ多いほど収入の拡大につながっていく。つまり、子供を立派な労働力として育て上げれば、それだけ将来の収入増につながるわけである。幼少のころの子育ては、いわば “投資” である。
振り返ってサラリーマンの子育ては、今や “趣味” の世界になりつつある。趣味=実用性がない、という意味である。もちろん、“老後の面倒を見てもらう” という意味の先行投資の場合もあるだろう。しかし、子供が自立をして独立した家計をもてば、親の収入増ということはないことになる。
そこで私の提案である。
定年退職後の今の年金を一切無くして、年金の代わりに、育てた子供が払った税金の一定額が親の生活費として支給される、と言うものである。
もちろん、これがそのまま実現するとは思っていない。でも、若いときに一生懸命子育てをして、多くの子供を数多く一人前にすれば、老後の生活が豊かになる、とすれば、一生懸命に多くの子供を作って、しっかりと育児をする夫婦が今よりも増えるのではないかと思っている。
また、子育て中ではなく、子供が一人前となり、社会で収入を得るようになってから、子供を育てた報奨金がもらえるようになるのは、最初に書いた農業や商業と同じ形をとりたかったからだ。
だからといって、『女性は産む機械』 などとは、私は思っていない。子育てをするもしないも自分で決めることである。子育てに金を使わずに、自分たちのために老後まで残すという選択肢もあっていい。
とにかく今は日本政府・官僚が、子育てをあまりにも家庭に押し付けすぎている気がしている。子供を育てても政府からはあまり援助が受けられるない。子供が一人前になった後の見返りもない。政府は子育ての負担を、ただ個人に押し付けるだけでなく、もっと、社会全体として子育てを考えなければ、絶対に少子化はとまらないと思う。
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