« なぜ著作権は「特別視」されがちなのか | トップページ | ひさびさに感動した 【Cell_雀】 »

2007/03/26

やっぱり隠されていたタミフルの真実

 やっぱりというか、私が予想していたうちの最悪のことを、またもや厚生労働省がやってくれた。

タミフル「精神・神経症状」280件 厚労省に報告

 厚生労働省が服用と異常行動との関連性を調べているインフルエンザ治療薬「タミフル」について、01年2月の発売以降に報告があった約1800件の副作用のうち、異常行動につながる心配のある「精神・神経症状」(意識障害や異常行動、幻覚、妄想など)が少なくとも約280件あったことが24日、朝日新聞の調べでわかった。10歳未満の子どもの例も20件以上報告されていた。 (asahi.com) [2007年3月25日]

 そして、私と同じようなこと考えた著名人がいた。

nikkei BPnet - ビジネススタイル

タミフルに隠された真実 第二の薬害エイズに発展か

  立花 隆  [2007年3月24]

 これまでの役人の行動様式をよく見ていれば、誰でも簡単に予想できたことなので、私の予想が当たったからといって、別に自慢できる話ではない。

 注目すべきは、厚生労働省が態度を変えるまでの時間の短さである。薬害エイズ事件では厚生省が認めるまで、事の発生から20年近く、裁判が起こされてからでも数年かかっている。(Wikipedia
 それに対して今回は、薬が実際に使用されてから数年で、厚生労働省が問題を認めざるを得なくなった。その最大の原動力はネットによる情報の公開だ。

 薬害エイズ事件のころは、まだインターネットが発達していなかったため、問題を確信している個人がいても、それを広く世間に広める手段がなかった。政府の顔色ばかりを伺う大手のマスコミが、政府に不都合な情報を大々的に取り上げるはずもないからだ。

 しかし今回は違った。立花氏の記事にあるように、タミフルの危険性をいち早く察知した専門家が、インターネットを駆使していち早く情報の公開を行った。専門家による的確な指摘が広く公開されてしまえば、官僚お得意の「知りませんでした」は通用しなくなる。官僚は自分の保身のために行動を起こさざるを得なくなったわけである。

 これまで官僚たちは、都合の悪い情報を意図的に隠して自己の保身を図ってきた。その手法がいよいよ使えなくなってきた事が、はからずも証明された形だ。システムを正しく機能させるために、正しい情報の伝達がいかに重要かということの証明でもある。

 今や当たり前の存在となったインターネットが、人間社会にとって極めて大きな革命であった事を、私は実感した。

|
|

« なぜ著作権は「特別視」されがちなのか | トップページ | ひさびさに感動した 【Cell_雀】 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61641/14399866

この記事へのトラックバック一覧です: やっぱり隠されていたタミフルの真実:

« なぜ著作権は「特別視」されがちなのか | トップページ | ひさびさに感動した 【Cell_雀】 »