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2007/03/24

なぜ著作権は「特別視」されがちなのか

ITmedia オルタナティブ・ブログ

なぜ著作権は「無視」されがちなのか
(久保田 裕) [2007年3月13日]

著作権は所有権ではない
(栗原 潔) [2007年3月14日]

 この二つの記事は同じことを論じてはいない。ということで、両者を対比させることは、もしかしたら妥当とは言えないかもしれない。しかし、後者はよく理解できるが、前者はどうも素直に受け入れることができない、という理由で私は対比しようと思った。後者が受け入れがたい理由に、久保田裕氏が現状の著作権法により利益を受ける立場の人間であるということがある。なにかこう、必要以上に著作権を誇大に見せようとしているような気がしてしようがない。「法律で決められた権利をみんなが軽視するから、私たちは被害をこうむってます。私たちは弱い立場なんです。」 と見せようとしていると、私には思える。法律できちんと保護されている時点で、すでに弱者ではないだろう、と私などは考えるのだが。

 法律に関して素人の私が、あれこれ言っても始まらない。しかし法律というものも、「元をただせば世間の一般常識の延長である」 という専門家の話を聞いたこともある。「私が一般常識の代表か?」 といわれれば、そこまでの自信ない。でもこれまでの経験上、私一人が 「変だ」 と思っていることは、何人か何十人か何百人かは同じように思っているはずだ。

 私が希望するのは、著作者(著作権者ではない)と利用者の双方にメリットがあり、使いやすくて、納得のできる著作権だ。著作権を一括して管理する会社やその会社の役員、社員ばかりが得をする著作権ではない。

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