無重力状態での小さな疑問
最近よく、航空機の急上昇急降下を使った “無重力実験” のテレビ放送を見る。どこの番組か忘れたが、この間は “無重力下でチョウチョは飛べるのか?” をやっていた。それだけでは番組にならないのか、“ビールを注いでみたり”、“卵を割ってみたり” していた。
で、本題。今日、洗濯をしてふと思ったんだが、
重力下と無重力状態では、どちらが洗濯物が乾きやすいのだろう
かと。もちろん、温度、湿度を同じにする。風があると乾きやすいので、風力0の状態で。
航空機での無重力実験では、たしか20~30秒程度しか無重力にならないので、おそらく乾燥実験はできないだろう。乾燥実験ができるとすれば、スペースシャトルか宇宙ステーションぐらいか。
私の予想は2パターン。
1.重力下の方が早く乾く
風力0を条件にしているが、水が気化するには、当然気化熱が必要となる。すると、洗濯物周辺の温度が下がるので、重力下では対流が発生する。対流は空気の流れを生み出すので、対流の起こらない無重力状態よりも早く洗濯物が乾く、という推論。
2.無重力状態の方が早く乾く
重力下では、洗濯物の下の方に水が集まる。水は集まるほど体積に対する表面積の割合が小さくなるので気化しにくくなる。一方の無重力状態では、毛細管現象により水が洗濯物全体に薄く広がっていくので水の表面積が広がり乾燥しやすくなる、という推論。
洗濯物の乾燥には空気の流れの影響が大きいので、おそらく 1.の “重力下の方が早く乾く” になると思うのだが・・・。
誰か実際に比較して見た人はいないものだろうか。洗濯物の乾燥という点では、まったく実用性の無い実験だが、逆に考えて、無重力下の方が乾燥しにくい、となれば、水分を含んだ貴重なもの保存に応用できるのではないか、と思った。
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