二年で一区切り
忘れるまで2年 (今泉 大輔)
ITmedia オルタナティブ・ブログ
[2007年5月14日]
これを読むと、
「あ~そういえば、私の場合は、二年周期で担当する製品が変わるか、職種が変わるかしてきたな~」
ということを思い出す。(おっと、最初の会社を退社したのもちょうど二年だったな。(^_^;) )
短いときは一年半。長いときは二年半。平均するとだいたい二年で、私の仕事に何らかの変化が起きた。
私が前の会社に入ったときは、パソコン業界がまさに激動の時代だった。そして、ソフトウェアのバージョン・アップはほぼ一年周期だった。
二年ということは、2バージョンその製品に携わることになる。2バージョンそのソフトウェアに専任で携わると、当時の規模のソフトウェアであれば、1バージョン目で担当したソフトウェア全体を把握して、2バージョン目でやりたいことをやってしまう、というパターンを作れた。その意味では、二年周期の変化は、自分のモチベーションを高く維持するにはちょうどよい周期であった。
その後、会社に入って10年ぐらい経つと、パソコン業界も落ち着いてきた。ソフトウェアの規模も大きくなり、ソフトウェアのバージョン・アップの周期は二年~三年に延びていた。すると、二年という周期は、ひとつのソフトウェアの1バージョンにも足りなくなってくる。
さらに、開発のほとんどは米国本社となり、日本での開発は周辺のごく一部のみとなった。また、効率化のために、一人が複数のソフトウェアを担当させられるようになった。当然、担当したソフトウェアすべての全体を把握することはできず、日本市場に向けた提案をまともに出すこともままならなくなってくる。そうして、私のモチベーションが急速に落ちていった。
振り返ってみれば、二年毎に新しい分野のソフトウェア開発を渡り歩けたことは、極めて幸運であった。そして、それが10年も続いたことも、私にとってはまたとない幸運であった。しかし、幸運はいつまでも続かないということなのだろう。
「石の上にも三年」 ということわざがある。しかし、私には 「同一環境に二年」 だった。どうも私には 「三年」 は長すぎるようだ。
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