なりふり構わぬテレビ局
「ハニカミ王子」騒動 問われるメディアの在り方
SANKEIWEB [2007年6月10日]
少し古い記事になるが、こんなのがあった。
テレビ番組は創成期の頃から、“やったもの勝ち” というところがずっとあった。低俗といわれようが、世間にたたかれようが、とにかく視聴率さえ取れればよしとする文化。視聴率さえ取れれば、利権が握れて、懐が膨らむ。視聴率が取れなければ、どんなに世間の評判がよかろうが、テレビ局内ではなんの評価もされない。この事件は、そんな背景から、起こるべくして起こった事件だろう。
普通のことを普通にやっても、もはや誰も見向きもしない。多数の視聴者の目を集めるためには、“誰も見たことも聞いたこともない” ものを見せるしかない。そのために番組は、より大げさに、より過激な内容になっていく。
“納豆ダイエット”、“占いと称して暴言を吐くおばあちゃん”、“怪しい判定のボクシング”、“一球団だけ特別扱いのプロ野球”。こんなことばかりやっているから、一般視聴者は、テレビをどんどん見なくなってくる。
ところで、役所では、“通信・放送の総合的な法体系に関する研究会” で、放送と通信をひとまとめにした法律を考えているようだ。まともな人達が纏め上げれば、皆がハッピーになれる法律になるはずなのだが・・・。結局、既得権者=テレビ局を優遇するような法律のままになってしまい、一般視聴者が貧乏くじを引かされる可能性も50%ぐらいあると思っている。
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