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2007/06/27

難しい問題だな~

「当て逃げ動画」ネット公開で波紋 車所有者は会社クビ
  asahi.com [2007年6月26日]

 その昔、“松本サリン事件” という事件があった。事件発生直後、マスコミはこぞって第一通報者の河野氏を犯人同然の扱いで報道し続けた。捜査権、逮捕権、裁判権などを一切持たないマスコミが、報道という力で河野氏を犯人と断定する一歩手前まで追い詰めた。

 上のニュースを見て、そんな昔の事件を思い起こした。今度はマスコミに変わって、不特定多数の集合体である、2chやインターネット掲示板が冤罪事件を作り上げてしまうかもしれない、という恐怖を感じた。

 その一方で、今回のこの書き込みが、“やる気のない警察署が、「知らぬ、存ぜぬ」 で事件を闇に葬り去ろうとしていたこと”、“捜査員にやる気がないこと” を公にしたという、社会にとって有効な部分があったことを、私も認める。このままでは無能のレッテルを貼られかねない警察署の幹部達は、おそらく必死になって対応せざるを得なくなってくるだろう。

 とはいえ、感情的な正義感で、勤務先や取引先にまで嫌がらせの電話をするのは、社会的に見てマイナス大きすぎるように思う。さっきも言ったように、ネット上への書き込みが冤罪を引き起こしてしまうからだ。もし、万が一、わずかな可能性でも、車の所有者がそのとき運転していなかったとしたら・・・。匿名で行動を起こした人達は取り返しのつかないことをしたことになる。

 もっとも、警察が

「所有者は車を当時貸していて誰が運転していたかわからないといい、捜査は難航していたという。」

などという寝ぼけたことさえいわなければ、ここまでひどいことにはならなかったと思われる。その意味では、ここまで騒ぎを大きくしたのも、警察の不手際といえなくもない。車はちゃんと持ち主の元に戻っているのだから、貸した人を順番に尋問していけば、警察ならばそのときに誰が運転していたか、簡単にわかりそうなものだ。

 例の牛肉偽装事件ではないが、「ばれなければ、ごまかせばいい」 という風潮には、いい加減、うんざりである。

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