遅れず、休まず、働かず
「遅れず、休まず、働かず」 とは、役人・公務員の働きぶりを揶揄した言い方だそうだ。
- 「遅れず」 = 役所への出勤に遅刻することはない
- 「休まず」 = 役所を休むことはしない
- 「働かず」 = 役所にいても仕事はしない
という意味らしい。仕事をしなくても、役所に遅刻せずに出勤していれば、給料が保証される。なんともうらやましい限りだ。そういえば、5年半で8日だけ出勤して、なおかつ退職にもならずに給与をもらい続けた人もいた。これなど 「休んで、働かず」 だ。大企業でも 「遅れず、休まず、働かず」 が通用するらしい。そういう大企業は、いわゆる “官僚化” したということなのだろう。(苦笑)
こんな話を思い出したのも、こんな↓ニュースがあったからだ。
生活保護、不法に廃止 収入など調べず 北九州の孤独死
[2007年7月14日]
役所の担当者は、生活保護をなるべく支給しないようにすることが仕事だから、その意味では仕事をしたということか。(もちろん皮肉だ。)
それにしても、役所間の連携の悪さは目に余る。
- 北九州市側 「判決は知らなかった」
- 厚生労働省側 「北九州市は当然認識していると思っていた」
もー、アホかと。言い訳に終始しているコメントも、腹が立つことこの上ない。ミートホープの牛肉偽装事件のときも、以前に寄せられた内部告発を地元の役所が握りつぶしていたとか。
これまでは、役所・役人に問題が見つかっても、国民のため、少なくとも自分のための仕事はしてくれていると、国民に思われていたから、多少の不祥事は許されてきた感じがあった。しかし、年金問題で役人は、役人以外を食い物にしていることが、多くの国民の共通認識になりつつある。これで、“役所・役人は頼るものではなく、監視すべきものである” という認識が、日本に根付くことを切に願う。
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