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2007/07/21

アリの巣観察 クロオオアリ:二日目

 ここ数日、毎日のように外に女王アリを探しに出ていた。「どっかに女王アリはいねが~」 とナマハゲ状態で探している。

 で、三日ほど前、他の種類のアリよりも一回り大きいクロオオアリより、さらに明らかに一回り大きいアリがコンクリートの上をたったか走っているのを見つけた。これが女王アリという確信はなかったが、とりあえず “確保” した。

 違う種類のアリや同じ種類でもコロニーが違うアリ同士を同じ容器に入れると、けんかをして殺しあうことがあるらしい。ちょっと危険であったが、小さいアリと一緒に容器に入れた。今のところ、クロオオアリは小さいアリを無視しているようだ。大きさがあまりにも違いすぎて、気にならないというところか。

 で、どのくらい大きいかというと、

  Ants006

このくらいだ。アゴからお尻まで、約15mm。触覚まで含めれば、約20mm。

 最初に捕まえた小さいアリと比較をすると、こんな感じだ。

  Ants007

左下にいるのが最初に捕まえてきた小さいアリだ。小さいアリは、全長約2・5mm。長さにして実に6倍もの差がある。体積にすれば、実に200倍も違うことになる。小さいアリを1・8mの人間に例えれば、クロオオアリは10m以上の巨人になる。

 そして、こちらがクロオオアリが1日で掘った巣穴。

  Ants008

 以前に小さいアリたちが掘った穴を流用したのは、横着だったのか習性だったのか。

 途中で横に掘り始めたのが不思議だった。しかし、掘り進むのではなく、穴を大きく広げて “部屋” を作っているとわかって納得した。図鑑に出てくるいわゆる “アリの巣” の一部のようで、なんとなくうれしい。

 あとは、この部屋でタマゴを産んでくれるとうれしいのだが、今のところそのような気配がないのが、残念である。

 頻繁にクロオオアリを観察しつつ、今日も外に女王アリ、羽アリを探しに行くのであった。

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