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2007/09/03

ぜひ東京でも見てみたい

ロゴが消えたサンパウロの街
 [PingMag 2007年8月27日]

「今年の初め、サンパウロで施行された新しい法律は、ほぼ一夜にして街の景観を激変させた。その法律とは、なんと、広告、看板、ポスターの全面禁止!都市部から違法なビラ広告を一掃する試みとして、あらゆるものが禁止されることになったのだ。」

 私にとってはなんともすばらしい話だ。普段、自分勝手な醜い看板を見せ付けられてうんざりしている私にとっては、ぜひ、東京もこうなって欲しいと願わずにはいられない。

 リンク先のコメントの中には、

「“視覚的ガラクタ”がないのは確実にソビエト」(rdouglaswright)
「北朝鮮みたい。北朝鮮に住みたい人なんている?私は御免だ。」(muaddib420)
「宣伝を排除したら、街がどれだけ汚いかが分かる。少なくとも宣伝は色を添えていたと思う。」(Frostfox)

といった、ネガティブな意見もある。それらの意見も理解できるし、一理あるとも思う。しかし、私は圧倒的に宣伝広告や看板のない町並みを支持する。

 日本でも、いくつかの地方自治体では、建物の高さ規制とか、一部の色規制とかを行っているようだが、さすがにサンパウロのように徹底的には出来ないだろう。変に歪んだ自由主義や、都合のいいように語られる市場経済絶対主義が蔓延している、今の日本。経済業界から私的に恩恵を受けている行政担当者達が、経済業界のマイナスにしかならない規制を行うとは思えない。

 企業の経済活動を優先して、経済的に豊かになることだけが、豊かな生活につながる時代は、とうに終わっていると思っている。それよりも、サンパウロのように醜い宣伝活動を禁止して、落ち着いて歩ける町並みを作る。ヨーロッパのように、商業中心区域への自家用車の乗り入れを一切禁止して、排ガスの少ない都市部を実現する、ほうが、よっぽど豊かな生活につながると、私は信じている。

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