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2007/09/17

ケータイの設定は、なぜこんなにめんどくさい?

 前回、ケータイを新しくした話しをした。今回はその続きで、新しくしたケータイの設定についての話だ。

 まず、私が不思議で不満なのが、『なぜ、古いケータイのデータ及び設定が、新しいケータイにそのまま移せないのか?』 である。

 制限のかかっていない着メロや画像は、100%移行できる。しかし、それだけだ。アドレスは移動できるが、アドレスに関連付けられている設定は、すべてクリアされる。お金を払って買ったコンテンツが移行できない。メールも移行できない。さらには、ケータイ本体とは無関係なはずの、メールの転送サービスまでリセットされていた。

 移行できなかった設定は、もちろんすべて手作業で行わなければならない。古いケータイを見ながら、手で一つ一つ設定しなおしていく。苦痛以外のなにものでもない。一度作成した文書を、画面で見ながら、別なパソコンで入力しているような苦痛だ。

 ケータイの画面の狭さも、苦痛に拍車をかける。普段はパソコンで様々な作業をしているおかげで、20年前のパソコンの1/4のサイズの画面での作業は、罰ゲームだ。複数の画面を表示できないため、別な作業をするときは、いちいちトップメニューに戻る場合がほとんどだ。カーソルも小さなキーでしこしこ移動するしかない。パソコンでよく使う Homeキー も End キー もない。

 ケータイ本体は、各メーカーがデザインしている。しかし、販売や使える回線は、キャリアである ドコモ、AU、ソフトバンク に縛られている。であれば、ユーザーの利便性を考えた類似機能の関連付けは、可能なはずだ。にもかかわらず、各社どころか自社のケータイの機能に関連付けがされていないのは、ユーザーをないがしろにしているとしか思えない。

 メールやコンテンツが移行できないのも、理解できない。違う契約者が使うのならしょうがないが、同一の契約者で移行できないのは、サービスを提供する側のわがままとしか思えない。

 ケータイ本体の変更は、めったにしないのだから、そのぐらいは我慢しろと、メーカーやキャリアは思っているに違いない。しかし逆に考えれば、そのあたりの使い勝手を考慮したキャリアやメーカーが、一気にユーザーを獲得できる可能性もあると思っている。MNP という制度もすでにある。各社で、1年目から基本料金が半額なる契約を出してきている。

 私がパソコンソフトの開発に携わっているときは、他社製のソフトからユーザーを奪い取るための戦術として、他社ソフト文書の精度の高い変換機能は、最重要項目であった。ユーザーの資産を継承できないようでは、他社からユーザーを奪い取ることは難しかったからだ。

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 ケータイの機能は、ここ数年で飛躍的な進歩を遂げた。パソコンが20~30年かけて進歩した内容を、その1/5~1/4の期間で進んだ。しかしながら、ハードウェアの進歩にソフトウェアやユーザビリティが追いついていない。高音質の音楽や映像が扱えるようになっても、基本となるシステムは15年前の DOSパソコン を扱っている気にさせられる。

 DOSシステム で マルチメディア を扱う、そんな不釣合い、違和感を、あらためて感じさせられた今回のケータイ機種変更だった。

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