Flash Lite コンテンツ製作顛末記 その3
今回は、キー入力 と ボタン アニメーション の話。
数字、* と # は、ケータイのキーから入力するつもりだったので、フォーカスが持てる Flash としてのボタンにするつもりは、はじめからなかった。ただでさえ、演算子や関数のボタンを多めに考えていたので、数字ボタンまでフォーカスをもってしまうと、わけがわからなくなると思ったからだ。
さらに、Flash Lite 1.x では、ボタンのフォーカスを制御する命令がない。しかも、フォーカスの移動順序を制御することもできない。フォーカスの移動順序は、“上から下” そして “左から右”。それだけだ。後日にあらためて記事にするが、フォーカスの制御不可 ということで、1本記事が書けてしまう。
“数字、*、# ボタンは表示だけ” と決めたのだが、一方で、キーを押したときに、「表示上の対応するボタンをアニメーションさせたい」 とも考えた。キーを押せば、数字が入力されたり、消えたりするので、何が起こっているかわからなくなることはないと思う。しかし、*や#は、キーの表示と機能が異なるので、キーを押したときに何が起こったのかをわかりやすく表現するために、対応するボタンをアニメーションさせたかったのだ。
最初は、押されたイメージを 非表示 で貼り付けておいて、キーが押されたときだけ 表示状態 に切り替えればよいと思った。ところが、Flash Lite 1.x では、画像のプロパティが変更できない。というか、画像にプロパティがない・・・。 ○| ̄|_
どうやら、Flash Lite 1.x プロパティで表示・非表示が切り替えられるのは、ムービークリップ (PalaFla! では スプライト) だけのようだ。
というわけで、キーを押したときのアニメーションのためだけに、ムービークリップを12個貼り付けることになった。ちなみに、この12個のボタンアクションを外して Flash コンテンツにしてみたところ、25.5KB が 16.4KB になった。この差 約9KB の通信費を計算すると、AU WIN で 約14円 となる。ケータイでダウンロードしてもらうことを考えたら、ボタン アニメーションは、ないほうがよかったようだ。
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今回の教訓:
Flash Lite 1.x では、ムービークリップしかプロパティを変えられない。画像を消したり、出したりするだけにも、ムービークリップが必要。そして、ムービークリップにすると、Flash コンテンツのサイズが大きくなる。
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コメント
携帯アプリをフラッシュで作れるというのはなんとも敷居が低い感じでいいですね。でもいざはじめてみるとフラッシュのいい加減さがいちいち痛そうですね。
昔アップル社のNewton用のアプリを作ろうとしていろいろ試したころのことを思い出しました。
ダウンロードが従量制課金のパイプ経由なのでアプリのサイズがカスタマーの財布を直撃というのがアプリデザインの制約になるのが面白いなーと思いました。
イタリアでは電話を受けるときの第一声は”Pronto(急いで!)"だそうで、それは電話が導入されたばかりのころは電話代が高かったからだとどこかで聞きましたが、携帯アプリも”Pronto"なところはいかにも電話的?とおもいまいした。
投稿: け | 2007/10/19 14:56
け さん、どうもです。
ケータイのヘビーユーザーなら定額制を目いっぱい使っているので、多少のサイズは気にならないんでしょうけどね。
ほとんどのケータイユーザーはライトユーザーで、無料通話分をやりくりして使っているんだろうから、サイズの大きなアプリ、ツールは敬遠しちゃうでしょうね。
イタリアまで行かなくても、モデムで従量制のパソコン通信をしていた時代は、日本でもほんの10年前の話です。
その頃は、サイズが大きくなる“HTMLメール”がよく議論になったものです。今となっては、笑い話ですけどね。
進歩の早いケータイのことですから、10年待たずに 低額な定額 が常識なるような気がしています。
投稿: マスト | 2007/10/19 23:57