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2007/10/24

Flash Lite コンテンツ製作顛末記 その7

 7回続けた Flash Lite コンテンツ制作顛末記 も、今回で最終回。

 実は、ボタン フォーカスの順番を =ボタン(+ボタン) から始めるための実装で、Flash コンテンツならではの動作を体験して、最初戸惑い、最後は妙に納得した。

 ボタン フォーカスの回の話では、

  1. 最初の計算の前には 計算履歴ボタン を作らず
  2. 最初の計算の時にあらためて 計算履歴ボタン を作る

という話をした。簡単なフローで書くと、

初期準備
 ↓
演算子ボタン表示
 ↓
数字入力処理ループ(1)
 ↓         ↑
演算子待ちループ┘
 ↓(入力)
計算履歴ボタン表示
 ↓
数字入力処理ループ(2)
 ↓           ↑
履歴入力処理ループ│
 ↓                     │
演算処理ループ      │
 └───────┘

こんな感じだ。数字入力ループが二つあるのがわかるだろう。

 最初、計算履歴ボタン を表示させた後に 数字入力処理ループ(1) に処理を戻したのだ。すると、どういうわけか、計算履歴ボタンにアクセスできない。trace() を使って、デバッグすると、計算履歴を表示するフレームを実行しているのを確認できる。しかし、できた Flash コンテンツを実行してみると、計算履歴ボタンにアクセスできない。

 ここで30分ほど悩んだだろうか。

 ふと、Flash 基本はパラパラマンガだということを思い出した。そう、フレームを戻したことで、時間が戻ったのだ。いったん表示させた 計算履歴ボタン は、それよりも前のフレームに再生位置が戻ったため、一瞬表示されるものの、すぐにあわてて引っ込んだ状態になっていたのだ。Flash に詳しい人ならばすぐにわかることなのだろうが、フレームの順番をブログラムの実行順序ぐらいにしか考えていなかった私にとっては、「目からうろこ」 であった。

 VisualBasic で養ったノウハウが、ここではまったく通用しないことをあらためて感じさせられる現象だった。

 最終的に作業を終えたのは、日曜日の24時近く、まもなく月曜日になろうかという時間だった。作業を終えたときは、出来上がったばかりの “お買い物用電卓” を、ケータイでいじりながら、一人でニヤニヤしてた気がする。

 次は、オープンアプリ(JAVA) でなにかを作ってみたいと思っている。オープンアプリでは、数字キー以外のキーも自由に使えるようなので、Flash コンテンツよりも、ユーザインタフェースに工夫ができると思うからだ。

 もっとも、それができるのが、いつになるのかはわからない。(^_^;)

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □

今回の教訓:

 再生フレームを戻すと、特別な処理をしていない限り、その後に記述されているボタン、画像 や テキストが、一度表示されるものの、フレームが戻ったときに、なかったことにされる。

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