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2007/11/12

日本社会の最大の問題は “老害” かもしれない

 先日、テレビのワイドショーを見ていたら、政治評論家の三宅久之氏が力説していた。何を力説していたかと言えば、

  • 渡邉恒雄氏が自民党と民主党の大連立を画策したことを必死に擁護していた

のである。私はそれを聞いていて、いつになく腹が立った。

 私は別に、「マスコミが政治に介入した」 ことに腹が立ったわけではない。私がとにかく腹が立ったのは、

  • 今国会で法案が一本も成立していないのはけしからん
  • 参議院と衆議院のねじれを解消して法案をスムースに通すことが正義である
  • 渡邉氏は日本の国のためを思って行動しているので絶対に正しい

といったことを、何度も繰り返していたことだった。

 私は、

「これは明らかに “老害” だ」

と思った。

 たしかに三宅氏のいうことは、全体において正しいのかもしれない。

 しかし、少なくとも今の私にとっては、法案が一本も成立していないことで何も不都合が生じていない。これから生じるのかもしれないが、少なくとも今は不都合がない。法律を使って、税金を自分の懐に収める輩には、確かに不都合かもしれないが。

 また、法案が一本も成立していないことで将来的に、日本社会が機能不全に陥ることになったとしても、それを一個人の思惑でどうにかしようという姿勢に、私は危険なものを感じるし、それを必死に擁護する政治評論家の言うことも信用できない。

 ねじれ国会で法案が成立しなくなって、日本社会が機能しなくなったとしても、それは日本国民の選択の結果である。ねじれ国会の成立という原因に対して、日本社会の機能不全という結果が生じてこそ、主権者である国民が学習するのだ。そして、自らの行動の責任というものが自覚できる。

 それを一個人の思惑で、原因と結果の因果関係が断ち切られるとすれば、民主主義にとって極めて危険な行動だと思わざるを得ない。長期的に見て、日本社会に本当の意味での民主主義が根付くの機会をまたも失うことになる。

 「棍棒をもった人間はふりまわさずにはいられない

 結局、この一語に尽きるのだろうか。歳を取れば確かに知恵は豊かになるかもしれない。しかし、判断力は明確に低下している。

  • 「最近の若いものには任せておけない」
  • 「私がやらなければ、何事もうまくいかない」

そういう考えにとらわれていることが、すでに “老害” である。大きな権力を持つ人間は、やはり早々に引退すべきだ。知恵を貸すことは大いに結構だが、大きな権限を持つことは、社会にとって大きな害になる危険を秘めている。

民主主義発展の芽を摘む 読売社説の「自民・民主大連立構想」
 [2007年8月17日]

「大連立構想」は小沢失脚狙いの罠? 民主主義の成熟を妨げる黒い影
 [2007年11月7日]

 日本インターネット新聞JanJan

 私は、こちらの記事に大いに共感を覚えた。

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