« 【ドラマ】 14才の母 | トップページ | 抵抗したところで、流れは変わらない »

2007/11/28

需要があるのか疑問

 なにやら、KDDI が変なサービスを始めた。

au、携帯でデザインしたハガキを自宅でプリントできるサービス
 ケータイWatch [2007年11月26日]

 このサービスを使うユーザーのプロファイルを考えてみた。

  • 年賀ハガキを出す習慣がある
  • 手書きで一言添えたい
  • AU の WIN端末を使っている
  • エプソン製の複合プリンターをもっている
  • パソコンを持っていない

 対応しているエプソン プリンターは、メモリーからのダイレクトプリントが可能な機種ばかりだ。デジカメの写真を、パソコンを使わずに、プリンターで印刷しているユーザーを、ターゲットにしていると考えられる。

 ところで、すこし外に目を向ければ、コンビニや写真屋の店頭でデジタル画像を簡単に印刷できる。ということは、インク交換、インク詰まり、紙詰まり、などの維持コストをかけてまで、プリンターを所有しているということは、それなりの量と質の写真を印刷していると想定できる。

 こういったことを考えると、このサービスを希望するユーザー層は、ニッチであるとしか、私には思えない。

 まぁ、対応プリンターがエプソン製であることを考えると、エプソン側から働きかけたのだろうと、私は予想した。家庭でのプリンターの利用を、何でもいいから作り出そうと言う発想が見え隠れする。しかし、自社のプリンターを使わせることしか考えていないために、全体としてみると、ニーズが明後日の方向を向いてしまったのではないかと推察している。

 AU としては、ケータイだけで年賀状を出せるサービスをすでに始めているので、自宅でプリントサービスは、完全に新規のサービスというわけでもない。手書きのコメントをしたいユーザーに対応した、補完的なサービスとも言える。

 とはいえ、やはり私には、このサービスを使うユーザー層が思い当たらない。

 写真屋などに頼めば、きれいな年賀状ができる。パソコンをもっているのなら、年賀状印刷ソフトを使ったり、どこからか挿絵を持ってくれば、自分オリジナルの年賀状が印刷できる。ケータイしかもっていない若い世代であれば、年賀状を出す習慣がなくなりつつある。

 もちろん、世の中何がヒットするかわからない。私が気に入らなくても、世間的にヒットしているものはいくらでもある。

 それでも、もし私がこのサービスの担当責任者であったとしたら、迷わずストップをかけていたと思う。その昔、まだ会社で働いていた頃、私から見たらどう考えても売れるとは思えないアプリケーションを、必死に開発しようとしている部長がいた。運が悪いことに、私はその開発部隊に回されてしまった。仕方なく、製品の方向性を修正するよう訴えたが、結局聞き入れられなかった。私は半ばサボタージュするかたちで、他の部署に移動した。問題のアプリケーションが世に出たのは、私が会社を辞めてからだったが、風の噂で、目も当てられないほどの売り上げ数だったという話を聞いた。

|
|

« 【ドラマ】 14才の母 | トップページ | 抵抗したところで、流れは変わらない »

プリンター・ディスプレイ」カテゴリの記事

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61641/17208637

この記事へのトラックバック一覧です: 需要があるのか疑問:

« 【ドラマ】 14才の母 | トップページ | 抵抗したところで、流れは変わらない »