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2007/11/26

政治屋と世論

 あいかわらず、防衛省関係の疑惑が収まりを見せる気配がない。これまで、防衛機密という聖域に隠れて行われてきた不正が、一気に噴出してきているようだ。

 そして、政治家の名前も取りざたされている。国会の証人喚問で名前を出された大臣達が、お決まりの 「知らない」、「記憶にない」 と言い続ける態度には、あきれるばかりだ。

 そんな時に目に付いたのが、この記事だ。

マスコミと世論を敵に回す
絶対言ってはいけないNGワード

 失敗しないマスコミ対応 危機管理広報術
  石川慶子
   DIAMOND online [2007年11月21日]

 どのキーワードも、わかりすぎるくらいにわかるものだ。

 そして、防衛省関連疑惑だけでなく、最近目立って多く報道されている “食品関連不正表示” でも、当事者が良く使うキーワードでもある。

 民間企業、特に一般消費者を相手にしている企業であれば、これらのキーワードを使った時点で、その後、その企業が生き残るのはかなり難しい。世論 ≒ 一般消費者 だからだ。

 それに比べて、これらのキーワードをふんだんに使っても、役人や政治屋は、それまでと変わることなく “活動” を続ける場合が多いように思う。中には、世論の反発を受けて引退を余儀なくされた政治屋もいたが、むしろそれらは例外のように思う。

 つい最近も、国の最高責任者が、KYした挙句に政権を放り出して、病院に雲隠れしてしまった。そして、ほとぼりが冷めたと考えたのか、つい先日、何事もなかったかのように国会に戻ってきた。これが食品企業であったなら、こんなに簡単には営業を再開できなかったであろう。

 「政治屋は世論を敵に回したのでは当選できない」 とよく言われるが、こう考えると、政治屋にとって世論など 「でも、そんなの関係ねぇ~」 ということなのだろう。であれば、上記の “世論を敵に回すキーワード” を平気で使い続けるのも納得ができる。

 政治屋にとってもっとも怖いのは、“法律違反に問われる” ことだけなのだ。それを回避するためなら、世論を敵に回すキーワードを平気で使い続ける。

 そのキーワードを連呼する政治屋の姿が、マスコミ、特にテレビ放送を通して、日本中に垂れ流され、その姿勢が日本をモラル無き社会へと押しやっている。法律違反に問われることだけを恐れる政治屋たちは、もちろんそんなことも関知しない。

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