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2007/11/06

「僕が一番うまく・・・」

「僕が一番うまくガンダムをつかえるんだ」

 私が好きな “機動戦士ガンダム” で主人公の “アムロ・レイ” が自分の戦果にうぬぼれた挙句、独房に入れられた時に言った台詞だ。

 2007年11月5日現在、政治の話題の中心になっている “小沢一郎”氏の民主党代表辞任劇をみて、思わずこの台詞が頭に浮かんだ。

 たしかに小沢一郎氏は、若くして自民党の幹事長になったり、次期首相を面接したり、政党をいくつも立ち上げたり、参議院選挙で民主党を過半数にしたりと、政治家として極めて優秀なのだと思う。

 そしてそれゆえに、周囲の凡庸な政治家や一般市民が “バカ” に見えてしまうのだろう。その結果、「自分は先をすべて見通している。バカなお前らは、黙って俺の言うことに従っていればいいんだ。」 という気になってしまうのではないか、と思っている。

 というのも、これまでにも何度か記事にしてるが、私もそれに似た感情を持ったことが持ったことがあるからだ。

 ソフトウェア開発に携わり、仕様策定の担当をしていた時の話だ。「私がこのソフトウェア、この機能については一番熟知している。朝から晩までこの機能のことだけを、私は考えている。だから、この機能の仕様については、私の言うとおりに実装すれば間違いない。」 と考えていた時期があった。
 そして、私の仕様に対する周囲の懸念に耳を貸さずに、私は強引に仕様を実装させてしまった。

 その結果がどうなったかも、これまでの記事のとおりである。事前の周囲の懸念どおりに、不具合が発生したり、ユーザーからの不満が多く寄せられたりした。

 そういう現実を突きつけられて、私は初めて自分の間違いに気がついた。出来上がったソフトウェアを使うのは、毎日朝から夜まで考え続けている私ではなく、機能について何も考えていない人たちなのである。

 政治の世界も同じだと思う。政治家の決める法律や規制で影響を受けるのは、小沢一郎氏から見れば “バカ” にしか見えない一般人である。ゆえに、一般人が理解できない仕様=政策とることは、政治家として失敗であると、私は確信している。

 民主党の代表になるときに、小沢一郎氏は 「New 小沢 を見て欲しい」 みたいなことを言ったように思う。それまでの “豪腕”、“壊し屋” ではないんだ、と私は理解していた。

 しかし、結局、小沢一路氏は “壊し屋” でしかなかった。

 福田首相と密室で会談を行うことも、その会談を 「密室政治ではない」 と言い切っていたことも、結局、小沢一郎氏も古い時代の政治家でしかなかったのか、としか私には映らなかった。

 そして、民主党を参議院で過半数にしたのも、国民に政権選択を与えるためではなく、単に自分が再び権力を手にするために、自民党に自分を高く売り込むための手段でしかなかった、今となっては、私にはそう思えてならない。

 空気が読めずに辞任する時期をことごとく外した首相。周囲の期待とは正反対の行動を取った挙句に、思い通りにならないからといって第一野党の代表を投げ出す代表。何が言いたいのかやりたいのかわからず、策だけ弄する首相。日本を代表する政治家達は、こんな人たちばかりなのかということを、連日目の当たりにさせられて、日本の将来が明るいと思える人々がいるとは、私には思えない。そういえば、ずいぶん前から右サイドで取っているアンケートでも、日本の将来は 「徐々に衰退」と「貧困国家」で約70%になる。

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