« 理解不足は説明者の責任 | トップページ | 最悪の事態を想定してますか? »

2007/12/26

必要なのは官僚システムの刷新

山崎養世の「東奔西走」     
人民は弱し、されど官吏は強し
政府は薬害肝炎の立派な加害者だ

 山崎養世
  NBonline [2007年12月25日]

 「政府は薬害肝炎の立派な加害者だ」

 私もそのとおりだと思っている。むしろ、主犯の一人だと思っている。政府というとイメージがつかみにくいが、要は “官僚” だ。

 官僚は、多くの一般市民の犠牲の上に、税金から高給をもらい、様々な優遇措置を受け、退職後は天下りで濡れ手に粟の大金を手にする。その上、大量殺人に匹敵するくらいの犯罪者だ。今の日本は、そんな犯罪者集団が、主要な事案を決定して、運営している。私には、もはやそうとしか思えなくなっている。

 それもこれも、すべてシステムの問題だ。

  • 「人は現存するシステムの中で、最も効率よく自己の利益を得る手段を取る」

というのが、私の持論だ。官僚たちが一般国民の常識とはかけ離れた行動を取ったとしても、別に驚かない。彼らは現行システムの中で、もっとも効率的に富や権力を集めているだけなのだから。

 だからシステムを変えなければいけない。山崎養世氏が言うような、

薬害を発見し対応した人たちを、高く評価し、人事上も昇進させるべきです。

というようなことも、一つの方法だと思う。多くの人は 「なに、青臭いことを言ってるんだ」 と思うだろうが、間違いをいち早く訂正・修正できることは、ビジネスにおいては大きな強みとなる。それは国の運営においても同じはずだ。

 ところが、実際は省庁間の縄張り争いから、官僚たちは自分達の非を認めようとしない。非を認めてしまうと、他の省庁に弱みを握られることになってしまうからだ。

 これは、私が会社に勤めていたときにあった話だ。二つの異なるソフトウェアの連携機能がなかなか実現しないことだ。それぞれのソフトウェアの担当者達が、対等な立場で話し合いをしても、都合の悪いことを相手に押し付けようとするばかりで、有効な機能がなかなか実現しなかった。結局実現させるために、一人の責任者の下に、二つのソフトウェアの開発チームを統合する必要があった。

 省庁間の縄張り争いは、規模が大きいだけで、結局は開発チーム間で起こっていることと同じだ。だから、私にはよく理解できる。

 その対立する複数の組織を取りまとめるのが、国民に選ばれた政治家のはずなのだが、残念ながら、今はほとんど機能していない。福田首相も、官僚の手先に成り下がってしまっている

 やはり、システムを確立するしかないのだ。政治家の個人的資質 や 官僚のモラル・良心 に依存しないシステムをだ。

 最初に必要なのは、役人による裁量を認めないシステムだと思っている。もちろん、そんなシステムも実際に運用する上で、様々な問題が発生するだろう。しかしそれは、徐々に修正していけばいい。今は、とにかく役人に都合のいいように制度を変えられるシステムを大きく変えることが必要だと、私は思っている。

 オマケに、厳格なシステムどおりに運営するだけなら、役人に高度な能力は必要ないから、税金でまかなう人件費も安く押さえられる利点もある、と思っている。

|
|

« 理解不足は説明者の責任 | トップページ | 最悪の事態を想定してますか? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61641/17480533

この記事へのトラックバック一覧です: 必要なのは官僚システムの刷新:

« 理解不足は説明者の責任 | トップページ | 最悪の事態を想定してますか? »