私も福田内閣を好きになれない
福田康夫内閣が発足してから、まもなく3ヶ月が経とうとしている。
就任までの経緯を見ても、安倍晋三首相の突然に辞任の混乱に乗じて、首相の座を手に入れた、胡散臭い政治家に、私は思えた。もちろん、政治的手腕が高いからこそ、首相になれたわけだが。
官房長官の頃も、首相になってからも、記者会見の発言を聞いていると、私はいつも嫌悪感を覚える。なにかこう、政治屋の醜悪な部分の集大成のように感じてしまうのだ。
そんな理屈ではない、感情的な不安の理由を、下の記事が説明してくれたような気がした。
“官僚に協調する”福田政権に感じる不安
田中秀征の一言啓上
nikkei BPnet [2007年11月29日]
要は、1990年代に行き詰った旧来型の自民党手法を復活させたということらしい。
ところが、政治家は政治屋となり、志高い官僚は自己利益のみを追い求める小役人に成り下がってしまった。そんな現在の状況では、旧来型自民党政治は、不正と腐敗を生み出すだけになってしまう。
安易に旧来型政治に戻す福田康夫氏を、安易に首相にしてしまうこと自体、すでに自民党には期待ができないと思っている人は、私以外にも大勢いると、私は思っている。(かといって、民主党にも大きな期待ができないのが、非常に困ったことなのだが。)
私は、常日頃から論理思考を最優先したいと思っている。ところが現実は、直感を優先したほうが間違いがない。直感に従い行動して、後悔した記憶がない。逆に、周りに流され、直感に逆らって行動で、後悔したことも数知れず。
その直感に従えば、福田康夫内閣は支持できない。本当は、バルカン人並みに論理的に支持できない理由を言いたいのだが、感情的な好き・嫌いのレベルでしか表現できないことがとても悔しい。
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