インタフェースは道具である
Apple の iPhone の日本国内販売のことが記事になっていた。
日本にアイフォンは必要か?
ケータイ先進国の消費者はそっぽを向くかも
BusinessWeek:NBonline [2008年1月7日]
「日本では、たいして成功しないのではないか」 と、私も予想している。
要は私自身が、iPhone に、ほとんど魅力を感じていないからなのだが。ただし、私自身は、実際に iPhone をさわったことがない。これまでの各種メディアから伝わる情報からの印象のみからの判断だ。だから、自分で実物をさわると、評価が180度変わる可能性もある。
とはいえ、元々、ケータイも含めて、モバイル通信端末にはあまり興味がなかった。ケータイを持つようになった今でも、あまり変わっていない。イベントのない月は、ケータイの最低額の契約プランでも、無料通話料があまるほどだ。
私は iPod も持っていない。日常的に音楽を聴く趣味がないからだ。前にも記事にしたことがあるが、集中して何かをするときは、お気に入りの音楽さえも気が散って仕方がないのだ。だから、ブログを書くときも、音楽やテレビを消して、なるべく雑音のない状態で書いている。
外で動画を持ち歩いてみる趣味もない。たまにワイドショーで、携帯型のDVDプレーヤーを使って、長い通勤時間に映画を見る人もいるらしいが、私には無縁だ。
ようするに、いくら優れたインタフェースであっても、そのインタフェースで使わせようとするモノに興味がなければ、インタフェース自体には価値がないのである。
Apple の製品は、いずれも優れたインタフェースが高く評価されている。Macintosh、iPod、そして iPhone だ。しかし、インタフェースはしょせん道具だということも忘れてはいけない。最終的にやりたいことがある必要がある。それは、電子メールであったり、検索サイトを使った情報の閲覧であったり、音楽を聴くことであったり、電話をかけることだ。
ほとんどの人は、目的もないままにインタフェースだけを使って満足しない。(ごく少数、いじっているだけで満足する人たちもいるが、それは特殊な例外だ。)
最初に戻って、「iPhone は日本で成功するか?」 という問いに対しては、「iPhone が他の一般的なケータイと同じかそれ以上のことをすべてできるならば、iPhone は成功するだろう」 といえるだろう。現状では、3G に未対応、GPS 非搭載、など “できない” ことを考えれば、「成功しない」 と考えるのが妥当だろう。
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