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2008/01/11

考えたらテレビ欄は非効率だよね

 やはり時代は テレビ放送 から インターネット配信 へと、確実に進んでいるようだ。

第3回 「FOX」ではなく「24」が好きな現在の消費者
 【Digital Hollywood Fall 2007】
  NBonline [2008年1月10日]

 “番組へのロイヤルティ” というのは、すごくわかりやすい表現だと思った。かくいう私も、「ガンダム」 ブランドの番組をかならず見ている。今は毎週、TBSで放送されているが、TBS が放送しているから見ているのではない。以前のガンダム シリーズは、テレビ朝日放送で放送されていた。それが今はTBSに移ったからといって、私のガンダムに関する評価が変わるわけではない。

 「番組にロイヤルティがある」、そう説明されて、初めて、

「日テレちん!」「きっかけは、フジテレビ」という広告

に対する、私の違和感が理解できた。日テレやフジテレビそのものを、いくら宣伝されたところで、「日テレの番組だから見る」、「フジテレビだから見る」 というのは、私には想像できない。「ハンバーガーはマクドナルドで買う」、「いや、モスバーガーのほうがおいしい」 といった話とはわけが違うのだ。

 そういうことに気がついてから、あらためて新聞やEPGのテレビ番組一覧を見ると、ひどく不自然に思えてきた。

 私は “番組” を見たいのであって、放送局は私には関係ない。見たい番組がたまたま、TBSであったり、日テレであったり、フジテレビであったりするだけだ。にもかかわらず、いまだに視聴者は、テレビ局に分類された極めて非論理的な一覧から、目的の番組を探すことを強要されている。

 テレビ局で分けられているのは、ひとえに各テレビ局が固有の電波周波数を持っていて、テレビ放送を見るためには、テレビをその周波数に合わせなければいけないところから来ている。

 ユーザビリティの観点で考えれば、視聴者が使いやすいシステムになっていない。特に不都合に感じないのは、単なる慣れの問題だろう。

 著作権関係で多くの問題を含んでいるものの YouTube や Winny といったシステムを一般視聴者が使うようになって、多くに視聴者が 「なんだ、テレビ局が強制する時間でなくても、見たい番組が見られるんじゃん」 と気がついてしまった。

 テレビ局には様々な点で都合の悪いこのシステムは、逆に、視聴者にとっては極めて都合がいい。

 「番組は、多くの視聴者に見られてこそ意味がある」 ことを考えても、上記の記事にあるように、新たな番組共通のプラットフォームが “オンライン” ≒ “インターネット” に向かっていくのが自然の流れのように思う。

 私自身はすでにテレビ番組を、リアルタイムで見ることはなくなっている。見たい番組は、録画をして後から CM を飛ばしながら見るのが日常になっている。なので、番組を見るときにテレビ局を意識することはなくなっている。

 しかし、録画を指定するときには、相変わらずテレビ局を意識せざるを得ない。その部分が一刻も早くなくなり、さらに、オンデマンド放送となり、録画する手間さえもなくなることを、私は切に願うものである。

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