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2008/02/13

総選挙時期についての世論調査結果から考える

 NHKが2008年2月9日~11日にRDD方式で世論調査をした結果、“衆議院の解散・総選挙の時期について” は、

  • 34%: 来年の任期満了まで総選挙を行う必要はない
  • 29%: 日本でのサミットが終わったあと、今年秋ごろまでには行うべきだ
  • 24%: 平成20年度予算案が成立したあと、今年春ごろには行うべきだ

だったというニュースを放送していた。

 この種の調査結果には、いろんな読み方ができる。そもそも、設問の内容や調査対象によって調査した組織の思惟が出てくることも少なくない。

 が、この結果がある程度今の日本国民の意識の傾向を示していると仮定すると、

「今の日本国民は、衆議院と参議院で与党勢力が異なるいわゆる“ねじれ”の状況を好ましい状況だと考えている」

と私は読んだ。

 もし、衆議院と参議院の“ねじれ”を、多くの日本人がよくないと考えているのであれば、衆議院の早期解散を望む声が多くなるとはずだと思ったからだ。

 “ねじれ”により自民党は安易に自分達にだけ都合の良い議決ができない。“ねじれ”により様々な省庁・官僚達の不正や不適切な行動が公にされた。絶対に必要な議決は、自民党が支持率の低下と引き換えにしてでも衆議院を通して国会議決とする。

 こういった状況を多くの日本人が、少なくとも“ねじれ”以前の自民党暴走、官僚やり放題な状況よりは「まし」だと考えているのではなかろうか。

 政治問題をあつかうバラエティ番組で、えらそうな顔をした政治評論家たちが、

「いまの“ねじれ”状態はよくない。日本の政治が進まなくなって、ますます日本がだめになっていく。」

とつばを飛ばしながら力説している。しかし、私はそう思っていないし、多くの日本人もそうは考えていないと、思っている。

 政治バラエティによく出ている 大竹まこと氏が、そんな政治評論家たちを前にして、

「でも、この“ねじれ”があったからこそ、防衛省接待問題とか薬害肝炎問題がここまで大きな問題にできたわけですよね。そう考えると、“ねじれ”ていることが一概に悪いこととは言えないんじゃないの。」

という内容の発言をしていた。この発言などは、まさに多くの日本人を代表した発言なのではないかと思っている。

 確かに、景気対策や国際貢献、ガソリン税暫定税率などで、なかなか結論が出せずに、日本経済を損なっている部分があるのかもしれない。多分あるのだろう。

 しかし、今の日本人の多くはその程度のことは、今後日本が再び住みよい国になるために支払う代償だと覚悟して、むしろ、これまでにたまった癒着や利権といった日本社会を蝕んでいる病巣を明らかにして摘出することこそ早急に期待していると、私は思いたい。

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