モンスターペイシェンツ
著者に聞く
患者は“神様”? 悲鳴を上げる勤務医
『医者のしごと』の著者 福井次矢聖路加国際病院院長に聞く
飯村 かおり
NBonline [2008年2月4日]
“モンスターペアレント” の次は “モンスターペイシェンツ” らしい。
一時期、“ドクターハラスメント” が話題になった。モンスターペイシェンツは、そのドクターハラスメントの反動で出てきたようにも見える。
いろいろな理由が考えられるし、挙げられている。その中で影響が大きいと私が思っているのが、「要求をしないと損をする」 という今の日本社会のシステムだ。
年金もそうだし、地方自治体が行っている各種補助もそうだ。たいして広報活動も行っていないのに、資格を持っている人が補助を受けるためには、自ら細かく調べて申請をしなければいけない。ひどいときは、役所の担当者が補助をなるべく出さないように意図的に情報を与えない、といった報道もあるぐらいだ。
本来自分が受けられる恩恵を受けるためには、しつこく要求しなければいけない。そんな制度に晒され続ければ、やがて何に対しても、とにかくまず細かく要求するようになっても仕方ないのではないのか。
数だけは多いくせになるべく仕事をしないように努力をする公務員達。
「窓口でのパソコン作業では、キーボードを45分操作したら15分休憩」
「キーボードへのタッチは1日当たり平均5000以内」
(Wikipeida より)
こんなことを中小企業がやっていたら、その企業はすぐにつぶれてしまうだろう。いくら現場の労働者を保護するといっても、これでは 「税金泥棒」 といわれても仕方ないだろう。
中小企業に比べればはるかに高い給料をもらっている公務員達が多すぎるぐらい多くいるのだ。その公務員達が中小企業に勤める社員以上に働けば、市民サービスはもっと快適になるはずなのだ。そうすれば、モンスター達もこれ以上増やさずに済むと、私は思っている。
ところで、“教師”、“医師” といずれも 「先生」 と呼ばれる人たちが、モンスターの餌食になっている。すると次に犠牲になる “先生” は、・・・・・・・、“代議士” と予想してみる。
“モンスターエレクトレイト(有権者)” に悩まされる代議士達。冠婚葬祭でかならずお金を要求され、地元へ必要以上に多くの国家予算を持ってくることを要求される。あれ? 今とおんなじじゃん。(笑)
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