サイパンロス疑惑報道バブル
相変わらず、サイパンでのロス疑惑事件の三浦和義容疑者逮捕のニュースがよくテレビで報道されている。そんなバカ騒ぎを象徴するかのように、こんなニュースがあった。
連日報道、経済効果にも関心
タクシー業界「1日で半月分収入」
-サイパン
時事通信 [2008年3月8日]
半月で200~400米ドルだった収入が、取材陣が貸し切りで利用するため、1日300~400ドルになったとする運転手の声を伝えた。
裁判所のある職員が「テープだけでも1日で約200ドル。日本の報道陣は歳入に貢献している」と話したと報じた。
現地の人が喜んでいるは悪いことではないが、なんか日本人の恥をさらしているようで、個人的にはやめてもらいたいと思っている。
それにしても、ここまで盛大に報道して、はたして視聴者の関心は高いのだろうか? 私はぜんぜん興味がないため、ここまで頻繁に報道されることが不思議でしょうがない。
こういうデータが出ているようだが、
三浦和義逮捕でTVの製作現場に珍現象
日刊ゲンダイ [2008年3月2日]
今回の逮捕劇に関心を持っているのは、当時を知る、F2(35~49歳)、F3(50歳以上)の女性たち。あるテレビ局関係者は「F2で0.5%アップ、F3で1.0%アップして、それぞれが視聴率を押し上げている」と指摘する。
報道され始めの時期に、気になったので見た、程度のような気がしている。
むしろこっちの内容に、私は注目した。
「スタッフルームでの世代間ギャップがすごいんです。三浦の逮捕にガ然、張り切っているのは、80年代当時に三浦を追いかけ回していた人たち。ちょうどF2、F3と重なるM2、M3の世代で、現在、彼らはプロデューサーやディレクターに昇格しています。一方で現場には当時の騒動を知らない20代から30代前半の若いスタッフが約3分の1はいる。彼らは『三浦』と聞いてもピンとこないから、プロデューサーたちは一から事件を説明しなければならず、手を焼いています」(関係者)
つまり、80年代の “バブル” を経験した今や番組制作で権限を持つ人たちが、「夢よもう一度」 とばかりに送り手の一方的な思い込みで、今回の報道騒ぎは起きているような気がしている。
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