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2008/03/11

輸入食品問題から人口減少社会を考えてみる

 例の農薬入り冷凍ギョウザ事件の影響で、中国産野菜の輸入が大幅に減少しているようだ。

 我が家は、はるか昔から、中国産も含めて輸入野菜や輸入食品を買わないようにしている。産地偽装が横行している現在、産地表示が100%信用できるわけではないが、今のところそれしか判断材料がないので、産地表示を見て、国産の食品・食材を購入している。

 ただ、自分で買って調理する分は選択ができるが、外食や加工食品、お弁当といったモノは自分ではどうしようもない。最近は極力食材から自宅で調理するようにはしているものの、どこかに出かけたときなどは、外食に頼らざるを得ない。

 実際、ニュースでも輸入野菜の減少や値上がりが、レストランや加工食品会社を直撃していると伝えている。そのため、これまで輸入野菜を使っていたお店が、国産野菜に切り替えるケースも多いそうだ。

 すると、今でも値上がり気味の国産野菜の需要がさらに多くなり、値上がりに拍車が掛かるということだ。収入の乏しい我が家にとっては、なんとも頭の痛い状況だ。

 一方、日本全体としてみれば、農業・食品構造を転換するきっかけになればよいと、私は考えている。

 私自身、子供のがもう少し大きくなって親の手を離れるようになったら、本格的に農業を始めようと思っている。元々ものづくりが好きだし、人が最後に必要とするものは食料である。パソコンやテレビやケータイは、なければ不便だろうが、生きていけなくなるわけではない。少なくとも私は。

 今後徐々に日本の人口は減少していていくと予想されている。すると、これまで闇雲に開発していた住宅地が、日本の不良債権と化すだろう。そうなったときに、宅地を再度農地化して、農業自給率を上げていくことが十分に可能なはずだ。

 近場で生産することで輸送や鮮度を保つためのエネルギーも節約できる。これは最近欧州で急速に広まりつつある “フードマイレージ の小さい商品を買う” という今後の地球環境を考えたトレンドを実践することでもある。

 幸い日本は、国土のほとんどで農業が可能だ。その恵まれた条件を活かさない手はない。

 人口減少というと、働き手の減少、年金負担の増加、税収の減少、経済成長の鈍化、などといったマイナス面がやたらと強調されるようだが、自国の国民を、自国の生産物で養えるようになるといった、生活の安定性が増すといったプラス面も多いはずだ。

 費用対価格という経済面のさらに一面だけからしか考えず、食品輸入の依存度を高くしすぎると、そのシステムにトラブルが生じたときの反動が大きいのは、今回の中国産冷凍ギョウザ問題でも明らかだ。一つのシステムに依存しすぎる問題は、過去にはオイルショックで何度も経験済みのはずだ。にもかかわらず、相変わらず同じような失敗を繰り返している。

 今安定しているシステムが、今後も未来永劫続くとつい錯覚してしまうことも、そう思い込みたいのもよくある話だ。しかし、これまで滅びなかった国はなかったし、死ななかった人もいない。

 「今後、出生率は徐々に回復をしていく」 などと寝ぼけたことを公式に発表していないで、人口減少に入ってからの社会システムの青写真を一刻も早く公表して欲しいものだ。

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