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2008/03/07

P&Gでちょっぴり働いてみたくなった

 私はこれまでに二度ほど会社を辞めている。辞めるに至った理由は、単純なものではなく、いろいろな不満や不安の積み重ねだった。

 それでも、最後の最後に辞める決め手となった理由は、二度とも上司との対立だった。

 一度目の時は、とにかくネガティブな上司の下に配属されてまもなく辞めた。組織変更前は、一先輩社員であったが、組織変更でチームリーダーとなり、私の実質的な上司となった。優秀ではあったが、私のことを常に見下し、私がやることすべてを否定してくる態度に、私は我慢しきれず、会社を辞める決心をつけた。決心をする前に上司の上司にも相談したが、まともに取り合ってもらえず、「今はそこにいるしかない」 というようなことを言われて、会社にも期待できないと悟り、辞める気持ちをいっそう強めた。

 二度目の時は、いわゆるヒラメ中間管理職の下に配属されたときだった。それまでも、日本での仕事が米国本社の単なる御用聞きのようになっていることに不満を募らせていた私だった。そんなときに、米国本社からの指示を正確にこなすことが最も重要なことだと言ってはばからないヒラメ管理職の下に回され、会社に失望したのが辞めるきっかけとなった。それまでも、なんとか日本独自の開発が行えるような組織を捜しては、入れてもらえるように努力をしてきたが、結局は自分が最もやりたくない御用聞きチームに配属されてしまう。そんな、会社の組織に失望していた時に、私がもっとも嫌いなタイプのヒラメ管理職が上司に付いたのだ。これは天が私に会社を辞めろといっているに違いない(笑)と確信をして、辞める決心が付いた。

 そんな私が目にしたのが、この記事だった。

ポスト成果主義 スタンドプレーからチームプレーに     
見限られるのは、会社でなく上司
ディック・アントワン
米P&G前グローバル人事担当役員に聞く

 中野目純一
  NBonline [2008年3月6日]

 私が勤めていた会社も P&G のような考えを持っていたら、あるいは会社を辞めなくてもよかったのではないかと思わなくもない。

 多くの企業では、少なくとも私が働いていた組織では、上司と部下が対立したときに、勝つのは上司だ。部下は白旗を上げて無条件降伏をするか、その場から立ち去るしかない。上司と部下が対立したときに、上司の側にも問題があるかもしれないと考えて対応する P&G のような会社は、おそらく数少ないと思われる。

 上のような経験をしてきた私としては、P&G のような会社がどんどん業績を伸ばして、優良な企業でい続けられることを願うばかりだ。それが、第一線で働く社員にとっても、そして企業にとっても有益だと思えるからだ。

 役職が高いからといって、人間性が優れているとは限らない。むしろ人格的に問題(人の足を平気で引っ張るとか、自分の失敗を平気で人にかぶせるとか)があるからこそ高い役職に就けた場合もあるだろう。部下を踏み台にして業績を上げるような上司を喜んで使うような企業が、結果的に社会から拒否されるようになれば、ここ数年の労働環境の急速な悪化が改善されるような気がしてならない。

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