« 量刑についての不満を書いてみる | トップページ | 新銀行東京への追加出資はもっと批判されるべき »

2008/03/31

暫定税率復活ならば環境対策に使うべし

 東国原宮崎県知事は、最近の知事としては好感が持てる。しかしながら、道路特定財源と道路整備にこだわる発言には、私にとってはとても残念だ。

 というのも、「道路整備なくして地方の再生はあり得ない」 という旨の発言を、私は信用できないからだ。

 これまでも、散々地方に広くて快適な道路が作られてきた。しかし、それによって地方が明確に再生したというデータを、私は見たことがない。

 私がよく見聞きするのは、1時間に数台しか走らない地方の有料道路とか、通行料が高すぎて建設前試算の半分も通行量がないアクアラインや瀬戸大橋、田んぼのど真ん中に「なぜ?」と思えるような対面2車線の立派な舗装道路、などだ。

 私が思うのは、「結局、国の予算で無駄な道路を作って、道路を作った土建屋が潤い、そこに落ちた金で地方を潤そう」 としてるだけなのではないかということだ。

 大陸に比べれば日本ははるかに国土が狭く、物流の効率がよい。インターネットによるネットワークの発達により、いちいち出かけなくてもモノを手に入れることが出来る。世界的に地球温暖化防止が叫ばれている今の状況で、車の利用を必要以上に推進するかのような過度な道路整備は、二酸化炭素削減に対しては不利。

 そんなことを考えると、私は道路をやたらに作るよりも、クリーン発電に税金を回したり、家庭向けの燃料電池の開発・補助に税金を回したほうが、はるかに賢い投資だと思っている。

 おりしも、ガソリン税の“暫定”法が期限切れとなり、ガソリンの値段が下がる。見直してみたら、ガソリン税=道路特定財源について、一年以上も前に自分も記事を書いていた

 そのときの考えは、今も変わっていない。ガソリンの値段が高いことでガソリンの消費を抑えつつ、多めに取った税金を環境対策に使う。

 ガソリンを使った人たちが傷めたのは、何も道路ばかりではない。人が住む環境全般を傷めているのだ。それを修復するためにガソリン税を使うことは、決して理不尽ではない。少なくとも、ガソリン税をマッサージ機に使ったり、コンパニオンを呼ぶのに使ったりするよりは、よっぽど合理的なはずだ。

|
|

« 量刑についての不満を書いてみる | トップページ | 新銀行東京への追加出資はもっと批判されるべき »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61641/40717694

この記事へのトラックバック一覧です: 暫定税率復活ならば環境対策に使うべし:

« 量刑についての不満を書いてみる | トップページ | 新銀行東京への追加出資はもっと批判されるべき »