二千円札を最近見ましたか?
Wii で “みんなで投票チャンネル” をやっている。
先日、「最近、二千円札を見たことある?」 という投票の結果が発表された。
結果は、
- 見たことある 30% : 見たことない 70%
だった。まあ、大方の予想通りだったといえよう。なにしろ、予想正解率が80%を超えていたのだから。
それにしても、二千円札の失敗の責任は、誰か取ったのだろうか? 私は聞いたことがない。
Wikipedia によれば、
発行枚数では五千円札を上回っている
らしいが、はっきりいって、私は五千円札のほうが二千円札より1024倍よく見かける。
もちろん、お札を作る技術、特に原版を作る技術の継承のために、新札の定期的な発行が必要なのは理解できる。自動販売機や両替機の改造などで、経済効果があったのかもしれないとも思う。
しかしである。それらは、何も二千円札の発行でなくとも十分に行えたか、あるいは、同額の予算でもっと効率的な方法があった気がしてしょうがない。
それほどまでに、私の中では二千円札の必然性がまったくもって理解できない。
この二千円札発行に限らず、新しい法律や政策が施行されるときには、きちんと担当部署や担当責任者を記録として残して欲しいものだ。
役人や政治家は、やってしまった仕事の責任を取らなくてもよいため、やる前から失敗が目に見えていることでも平気でやってしまう。
私が以前勤めていた某日本有数の大企業では、「LSI の設計、製造のために調達した部材については、その LSI や装置がすべて現存しなくなるまで責任を持たされる」 と聞かされた。その会社を辞めてしまったときは知らないが、その会社に勤めている限りは、10年後でも15年後でも、今はまったく関係のない仕事を担当していても、そのときの担当した設計や製品に不具合が発生した場合は、担当者として責任を取らされるそうだ。
だから、設計や製造の責任者、担当者は、徹底的に問題点を見つけようとする。少しでもリスクがありそうなところは決して見逃さない。見逃したリスクは、後々、自分の身に災いとして降りかかってくるからだ。
政治や行政でも、そのぐらいの緊張感を持ってやって欲しいものだ。使っているお金は、彼らのものではなく、我々国民の共有財産なのだから。
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