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2008/05/17

IE7 のハング問題、解決!

 ここ一週間ほど、Internet Explorer 7 (IE7) の不具合に悩まされてきた。

 具体的には、タブを切り替えたり、タブを閉じたりすると、IE7 が無反応、いわゆるハング状態になるのだ。おかげで、タブを使うと安心してブログが書けな。そこで仕方なく、タブを使わずに IE7 を使っていた。

 タブは、IE7 の売りの一つであるだけに、タブが使えない IE7 は、“クリープを入れないコーヒー” 状態だ。

 IE7 も最初から問題があったわけではない。私は Micrsoft Update からインストールできるようになったときに、IE7 を入れた。それから、しばらくは何の問題も無く IE7 を使えていた。

 断言は出来ないが、どうも Windows Xp SP3 を入れてから、IE7 が問題を起こすようになったような気がする。

 もちろん、いろいろ解決策は探っていた。

 キャッシュをクリアしてみたり、クッキーを消してみたり、スクリプトを禁止してみたり、アドオンなしで IE7 を起動してみたりして。

 そして、ある程度予想はしていたものの、アドオンを “一切なし” にすると、IE7 をタブ付きで使えるようになった。

 だが、最近の有用な Web ページは、Flash が必須要件となっている。そして、Flash を使うためには、アドオンを使用しなければいけない。

 結局、Flash を使うために、しばらくタブを使わない状態で IE7 を使っていたのだ。

 そして、私は IE7 の調子が悪いのは、「IE7 と アドオンのどれか の相性がよくないためだ。」 とずっと信じていた。

 だが、それは間違いだった。

 最近は、IE7 でのハングの情報を集めるのが日課になっていた。

 そして今日、いくつかの Web ページで、

「IE7 に切り替えたにもかかわらず、バージョン 6.0 の iexplore.exe がアプリケーションエラーを起こす」

という情報を目にした。

 そして、その情報を目にした時、私はあることを思い出した。

 IE7 が問題を起こすようになったのと時を同じくして、デスクトップに保存したインターネット ショートカットを開くと、IE が二つ起動するようになったのだ。後から起動した IE には、設定した Web ページが表示されるが、先に起動した IE は真っ白の空っぽの状態なのだ。

 そしてしばらく後になってから気がついたのだが、先に起動した IE のツールバーが、実は IE “6” のものだったのだ。

 そこで、私は仮説を立ててみた。

  • 「システム ドライブ内に、IE6 のプログラムがまだ残っている。」
  • 「IE7 が実行しているときに、何らかの理由で IE6 が起動しようとする。」
  • 「IE7 も IE6 もプログラム名が同じ iexplore.exe のため、システム内でコンフリクトが起こり、IE7 がハングする。」

のではないか、というものだ。

 そこで私は、以下のことを実行してみた。

  1. システム ドライブ内の “iexplore.exe” をすべて検索する
  2. 見つかった iexplore.exe のうち、バージョン番号が 6 のファイルの拡張子を ex_ に変更する
  3. レジストリ エディタを起動して、“iexplore.exe” を検索する
  4. 見つかった iexplore.exe のパスが “C:\Program Files\Internet Explorer” でないものは、すべて削除する

 1.で、実際に使われる iexplore.exe の他に、アップデートのバックアップやシステム ファイル プロテクション用のバックアップなどで、ファイル名に iexplore.exe を含むファイルが、20個ほどの見つかった。

 そのうち、バージョンが 6 だったものは、3個だった。

 3.で C:\Program Files\Internet Explorer 以外のパスの iexplore.exe の情報を持っていたのが、“Shockwave” だった。Shockwave は、設定で2箇所ほど、バージョン 6 の iexplore.exe のパスを記述していた。

 そして、上記の処理をしたところ、それまでのトラブルが嘘のように起こらなくなった。

 IE7 をインストールしたときには、IE6 へのリンクはすべて断ち切られていたのだろう。

 だが、Windows Xp SP3 がインストールされたときに、IE6 への関係が蒸し返されたのではないか。そして、それは Shockwave Flash がらみで、アドオンを禁止すると IE6 の呼び出しが起こらなかった。と推測している。

 SP3 をインストールすると、IE7 が削除できなくなることからも、IE7 の登録情報を大幅に書き換えていることは間違いないだろう。そして、その書き換えで、IE6 へのつながりが蒸し返されてしまうのではないかと推測している。

 もし、同じように、IE7 でのハングに悩まされている人がいたら、上記の処置を試してみてはいかがだろうか。お金もかからないし、IE7 を削除するつもりがないのであれば、特に問題も起こらないはずだ。

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2008年5月19日追加

 実は、問題解決の理由が他にあることがわかった。詳細については、これの次の記事で。

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