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2008年8月の18件の記事

2008/08/29

JRの窓口サービスには改善の余地あり

 窓口での不誠実な対応には、本当に腹が立つ。

 先日も、子供の通学定期を継続するためにJRの駅に行った。

 今では自動券売機で定期券の継続を出来るようになったので、「並ばなくてもよくなったので楽になった」 と思っていた。通学定期は、年度が変わらなければ通学証明書無しで継続できるようになっていたからだ。少なくとも昨年まではそうだった。

 昨年、やはり夏休みが終わる前に、通学定期を継続しようと通学証明書まで用意していたのだが、自動券売機で継続できたので、結局、通学証明書は使わなかった。そのこともあって、今年は通学証明書を準備していなかった。

 ところが、先日、子供の Suica定期券 を自動券売機に入れると、「手続きできないから窓口で手続きしてくれ」 というメッセージが出て、継続が拒否されてしまった。

 去年は出来たはずなのにおかしいな、と思いながら、窓口で説明を求めたのが、今回の腹立ちの始まりだった。

 あらかじめ言っておくが、「通学証明書が必要になりました」 という説明があれば、めんどくさいなと思いながらもそれに対して 「通学証明書なしで継続しろ」 と要求するつもりはない。

 ところが、私が 「去年は通学証明書なしで継続出来たのだけれど、出来なくなったのはなぜか」 という質問に対して、

  • JR窓口担当 「通学証明書が必要です」

としか言わない。こちらの質問に対する答えに、まったくなっていないのだ。

 「去年は出来たのだが、その後にシステムが変わったのか」 という私の質問にも、

  • JR窓口担当 「システムが変わったかどうかは知らない。通学証明書が必要」

としか答えない。どうやら、私の疑問を調べて回答するつもりがまったくないらしい。この態度に私はさらに怒りを増幅させた。

 5分ぐらい押し問答をしたあげくに、ようやく 「では、聞いてきます」 と奥に下がっていった。

 しかし、30秒後に戻ってきたJR窓口担当の口からは、

  • JR窓口担当 「やはり通学証明書が必要です」

という説明だけだった。

 これ以上説明を求めても時間の無駄だと悟った私は、子供のSuica定期券を引き取ると、窓口を後にした。私が後ろを向いた瞬間に、「あ~、やっと口うるさいのがいなくなった」 といった感じでの口調で、

  • JR窓口担当 「次の方どうぞ」

と間髪をいれずに呼びかけているのも、私の神経をいっそう逆なでした。

 旅客機の客室乗務員は、乗客の希望に添えないときも、乗客を納得させる訓練を受けていると聞く。例えば、乗客が希望する雑誌を機内においていないことはわかっていても、一度、雑誌コーナーまで行って一通り探した後に、「やはりご希望の雑誌はありませんでした。」 と説明するそうだ。

 国鉄が民営化されてJRになってから21年にもなるが、接客サービスにはまだまだ改善の余地があるように、私には思えて仕方がない。

 ちなみに、後でJRの定期券について公式ページを調べたところ、“ネットde定期” サービスが見つかった。このサービスでは、使用期限が切れた定期でも、履歴機能を使えば年度内であれば通学証明書なしに定期券を継続利用できるとある。

 「一度期限が切れてしまったから通学証明書が必要」 という窓口の説明には、やはり納得できないものがある。

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2008/08/28

ネットスーパーと車の関係

食品スーパー、ネットの乱
楽天グループ、全国の中堅・中小を組織化へ

 井上理
  NBonline [2008年8月26日]

 上の記事の最後に、

週1回、ネットスーパーを使う都内在住の男性は言う。「最近、車を手放したこともあり、ペットボトルやお米など大物はネットで、日常の食材は近隣のスーパーでと使い分けている」。

 とある。

 これを読んで私は、「これは逆についても言えるんじゃないか?」 と考えた。つまり、

  • 「ペットボトルや米といった大きくて重たい買い物をしなくてすむならば、車を所有する必要はない」

と考える人も出てくるのではないかということだ。

 実際、新車の販売台数は年々低下している。若い世代は、「ワーキング・プア」 とか 「ネットカフェ難民」 を多数出すほどに収入が減っている。これは イマドキの著名経済人が “努力” をした “結果” だ。車はすでにステータスではなく日用品になっている。月に数回しか乗らない週末ドライバーであれば、所有することのコストがかなり重くのしかかっているはずだ。

 毎日乗っている主婦も、乗りたいからというよりも、重たい荷物を持って歩きたくないから、仕方なく乗っていると考える人も少なからずいるはずだ。私のいる団地でも、給食サービスをけっこうな数の世帯が契約している。

 ネットスーパー や 給食サービス が出てくる以前から、食品の宅配サービスは実は日本にはあったのだ。アニメ サザエさんの 三河屋さん と言えば、ピンと来る人も多いのではなかろうか。

 磯野家には2世帯が住んでいるが、車を持っていない。(もっといえば、ケータイも持っていないのだが (笑)) それでも、醤油や日本酒、ビールといった重たいモノは、三河屋さんが家まで運んでくれる。磯野家の主婦達にとって、買い物に車は必要ない。

 ネットスーパー や 給食サービス も、三河屋さんを大規模にしたものに過ぎないと、言えなくもない。

 主婦ひとりひとりが、自宅の食材を買いに行くためだけに1台の車を動かすよりは、十数~数十世帯の食材を一度に運ぶ、ネットスーパー・給食サービスの方が、最近はやりの “エコ” なのかもしれない。もっとも、より長距離を移動するため、もしかしたらより多くのエネルギーを使っているかもしれないが。それでも、道路を走っている車の数が十数~数十分の1に減ることを考えれば、社会全体が負担するコストは下がっているのではなかろうか。

 私個人の嗜好で言えば、ネットスーパーよりも、お店に出向いていっての買い物の方が好きだ。楽か楽でないかよりも、お店に行って広告に載ってないお買い得品を見つけたり、処分のために値引きされた商品を見つけてゲットしたときは、ゲームで隠しアイテムを見つけたときのような楽しさがあるからだ。

 それでも数十年すれば、外に出るのも億劫になる年齢になるのはわかっている。そうなったときには、ネットスーパーは、自分にとってなくてはならないものになっているのではなかろうか。

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2008/08/27

【お勧め】 作並:湯の原温泉

 帰省で地元のレジャーランドに遊びに行くために、レジャーランドの近くに一泊することにした。宿を予約するのは当然インターネット上だ。

 最近は多くの旅行・宿泊予約サイトがあり、そのほとんどが利用者によるクチコミ掲示板を設置しているので、とても助かる。

 ホテル・旅館からお金をもらっている旅行代理店や予約サイトの売り文句は、はっきりいって信用できない。設備やアクセス、宿泊代といった客観的なデータは参考になるが、そのホテル・旅館でどのくらい満足できるかは、まったくわからない。昔は、クチコミなどという便利なモノが発達していなかったため、旅行代理店や広告を鵜呑みにして、ずいぶんと痛い思いをしたものだ。

 もちろん、クチコミが100%信用できるとは思っていない。個人個人で価値観や感じ方が違うのだから、ある人にとっては満足度が高くても、別な人には不満いっぱい、といったことは十分にありえる。

 それでも、金銭的な動機がない分、良いも悪いもはっきりと出てくる点が、クチコミをして旅行代理店や広告では絶対にマネのできない部分だ。

 今回も、あちこちの旅館予約サイトを検索していき、なるべく宿泊費が安いホテル・旅館を探していった。そして、よさそうなホテル・旅館があると、逐一クチコミをチェックしていった。サービス内容に対してかなり割安感のあるホテル・旅館もそこそこあったが、たいていクチコミでの評価は低かった。

 いくら安く泊まれたとしても、泊まっていて腹が立つくらいならば、多少高い宿泊代を出しても気持ちよく泊まりたい。

 そうして行き着いたのが、

  
作並温泉 湯の原ホテル

だった。

 最初に断っておくが、『ホテルの内装の豪華さ』 『室内の設備の高級感』 『各種設備の充実度』 をホテル選びの重要項目にしている人には、湯の原ホテルはお勧めではない。そのような方には、もっと高額なホテルをお勧めする。

 湯の原ホテルは、内部の設備や各部屋の設備・機能といった部分は、平均的だ。人によっては、質素・簡素であると感じるかもしれない。

 だが、私自身は普段からリッチな空間で生活しているわけでもなく、むしろかなり貧弱な環境で生活してきたし、今も生活している。いまさら旅行するときだけ、「リッチな環境に浸りたい」 とも思わない。もしそう思う人間であれば、もっと多くの宿泊代を出して宿泊しているだろう。

 そんな私にとって 湯の原ホテル は、十分な設備と内容を持っていた。

 クチコミで評価が高かったのは、『従業員の対応のよさ』 と 『食事のうまさ』 だった。

 ホテル・旅館に限らず、買い物などでも、お店の従業員の対応が悪いと、一番安く買える店だったとしても、そこでは買わずに別の店で同じものを買ったりする。お金を出しているのに、不快な思いをしたくないからだ。

 実際、湯の原ホテル では、従業員の腰の低い丁寧な対応で、終始心地よく滞在することが出来た。

 食事は、夕食と朝食の二食だった。どちらも、特別な食材や超高級な食材が使われているわけではないが、きちんと良い品質のものをえりすぐって出しているのはよくわかった。調理の仕方にも、一工夫も二工夫もされていて、実に心地よく食事が出来た。例えば朝食は、よくある皿に鮭の切り身と目玉焼きと海苔と納豆がご飯や味噌汁と出される、というものではなかった。夕食の前菜にも使えそうな料理が、朝食にも数品出されていて、とてもおいしく食事することが出来た。

 “食事” と “もてなし” という点を重視する人であれば、湯の原ホテル は絶対にお勧めだ。作並周辺に宿泊する予定があれば、泊まってみてはいかがだろうか。

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2008/08/26

今年の帰省は想定外の悪天候

 今年の夏の帰省は散々だった。何しろ帰省している間中、ずっと雨が降っていたのだ。

 帰省した日の翌日は、地元の夏祭りだった。だが、雨のためあまり人は集まらず、唄も踊りも中止。結局、大急ぎで餅撒きをして、ビンゴ大会をして、早めに終わってしまった。準備に何日も手伝い、孫と楽しむ予定だった親父にとっては、ガッカリだったようだ。

 また、子供も大きくなって、ジジババの家にいるだけでは飽きるようになったので、今年は地元のレジャーランドに行く予定にしていた。結局これも雨で、レジャーランドにいけずじまいだった。

 気温が高ければ、多少の雨でもプールで遊べるのだが、気温が低すぎてプールには入れない。雨が降っているので野外の乗り物に乗ることも出来ない。

 夏の思い出にと昼食にバーベキューを予約しようかと思っていたが、天気が危なそうだったので、結局予約はしなかった。予約に振り回されることがなかったのがせめてもの救いだった。

 昨年までであれば、夏休みが終わり、二学期が始まってしばらくは、暑い日が続いていた。

 気象庁の過去のデータを調べてみても、今回行こうとしていたレジャーランドの付近の最高気温も、8月いっぱいは25度を超えている。十分にプールで遊べる気温だ。今年が特別だったということがよくわかる。

 涼しくなるのは、昼間は過ごしやすかったり、夜はよく眠れるなど、悪いことばかりではない。

 しかし、せっかく子供がジジババと楽しく遊ぶ予定だったときぐらいは、思いっきり外で遊ばせて上げたかった。

 つくづく残念だった。

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2008/08/22

ネタがない・・・

 世間的には、お盆休みがあり、話題の多くが北京オリンピックがらみ。家では、女王アリズは順調にコロニーを拡張しているものの、順調すぎて話題がない。

 というようなわけで、ここ一週間ぐらい、ブログのネタをひねり出すのに四苦八苦している。

 街中をぶらついて、面白そうなものを買ってみたり、珍しそうなものを飲み食いすればよいのだろうが、こう暑いと外に出るのも億劫になる。涼しくなったかと思えば、バケツをひっくり返したような土砂降りで、やっぱり外出に二の足を踏んでしまう。

 そうこうしているうちに、季節はずれの帰省をすることになった。

 書き溜めているネタもないため、4~5日は更新がない日が続く予定。申し訳ない。

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2008/08/20

どこでも使えてチャージのいらないおサイフケータイがいいのだが

 私もおサイフケータイを使えるようにした、という話を以前にした。その後さらに1回、計2回しかまだ使っていないのだが。

 私が使えるようにしたのは 電子マネー方式 ではなく、ケータイクレジットと呼ばれる 後払い方式 だ。なぜ、ケータイクレジットを選んだかというと、単に年会費がかからずに使えるという理由だけだ。自ら選択したわけではない。

 だが、よくよく考えてみると、後払い方式というのは合理的だ。使った分だけ後から支払うのだから、紛失や機器の故障を心配しなくてすむ。

 近年の日本は、テレホンカード以降、事前にお金を払う “プリペイド方式” に抵抗感がなくなっている。逆に、米国では購入した品物や受けたサービスに対して対価を支払う、という考えが定着しているため、プリペイド方式はあまり受け入れられないという話も、よく聞く。高い確率で社会を信用できる社会と、確実に信じられるのは自分だけという社会の違いだと、私は理解している。

 とにかく、今の日本社会では、プリペイド方式の電子マネーが主流だ。関東圏では、“Suica”、“Pasmo” といった電子マネーを持っていれば、多くの場所で現金を持たずに買い物が出来る。

 おサイフケータイ は、その電子マネーの機能を持つ。電子マネーなので、事前のチャージが必要だ。クレジットカードと一体になっている Suica カードが持つ “オートチャージ” 機能が、モバイルSuica には、ないようだ。

 一方、私が使っている ケータイクレジット ならば、事前のチャージも、チャージの残高も心配する必要がない。もちろん、利用金額を心配する必要はあるが(笑)。

 使うときはどちらも読み取り端末にかざすだけで使える。にもかかわらず、一方は事前のチャージやチャージ残高の確認が必要で、残高不足に悩まされたりする。他方は、銀行の残高に気をつける必要はあるが、使うときにチャージや残高に悩まされることはない。

 使い勝手で考えれば、明らかに ケータイクレジット の方が使い勝手がよいといえるだろう。もちろん、同じ場所で使えるという、非現実的な前提での話なのだが。

 モバイルSuicaEASYモバイルSuica を使えば、年会費が要らない。しかし、駅の券売機でのチャージが出来なくなり、店頭でしかチャージが出来なくなる。どうかんがえても Suica カードより使い勝手が悪くなる。

 多くのところで使えるが、年会費を取られて、いちいちチャージしなければ使えない “モバイルSuica”。年会費は無料で、使った分だけ後から支払えばよいが、使える場所がかなり限られる “QUICPay”。

 世の中、なかなかすべてに都合のいいようには、いかないものである。

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2008/08/18

『女子マラソン』 ブランドの失墜

 一番盛り上がる競技だったはずなのに、多くの日本人にとっては、結局、一番しらけた競技になってしまったようだ。北京オリンピックでの女子マラソンのことだ。

 金メダル、二連覇が期待されていた “野口みずき” 選手は、早々に故障を理由に戦線離脱をしてしまった。“土佐礼子” 選手も、10km あたりから外反母趾が痛み出して、あっさりと戦線離脱してしまった。

 私個人としては、オリンピックには興味がない。女子マラソンに期待することもなければ、ガッカリしたわけでもない。ただ、事実や情報としてのみ、競技結果に興味がある。

 また、ビジネス的な観点から、今度のこの顛末が、日本の陸上業界にどのような影響を与えるのかに、興味がある。

 有森裕子選手から、Qちゃんこと高橋尚子選手を経て、今回の顛末のきっかけにもなった野口みずき選手まで、長い時間をかけて、“女子マラソン” という 『ブランド』 を高めてきたはずだった。ところが、今回の顛末により、そのブランド価値は一気に失墜したといってよいのではなかろうか。

 これを、自動車や家電といった業界に置き換えて考えてみた。

 いくつかのメーカーが画期的な製品、みんなが欲しいと思う製品を立て続けに出して、その業界全体盛り上がっていた。そして、満を持して消費者の多くが欲しいと思うような新製品の発表があり、みんなの期待が大きく高まっていたときに、その新製品には重大な欠陥があり、新製品の発売は中止、それに替わる新製品の発売もなし。他社の新製品にも同様の問題で、対応も同じ。

 そうなれば、期待が大きかった分だけ失望も大きくなり、その製品、その業界に対する消費者の興味も、急速に失われていく。

 あちこちのニュースサイトによれば、選手の強化や健康管理は所属チームに依存していて、全体を統括するはずの強化委員会には、なんの裁量も権限もないとのこと。野口選手の怪我も土佐選手の病状も直前まで強化委員は聞かされていなかったという報道もある。

 のんびりと練習をしていたのでは、オリンピックに勝てないのかもしれない。だが、だからといって怪我や故障を伏せて、直前になってから 「出場できません」、「棄権します」 では、応援している人たちは納得しないし、実力はわずかに及ばないが、故障とは無縁で頑張っている他の選手に失礼ではないか。

 それとも、オリンピックへの出場権を与えられた選手は、選手の都合で欠場してなにが悪い、とでも言うのだろうか。世間一般では、そういった理屈は通らないものなのだが。

 本来ならば、欠場選手が出たときのために補欠の選手が準備されているはずなのに、今回は 「準備が間に合わないので出場しません」 と補欠の意味がまったくなかったことまで露呈してしまった。

 プロ野球では、代打やリリーフ要員の選手は、その試合にお呼びがかかるかどうかわからないのに、いつでも出られるように、常に準備していると聞く。今回の日本陸連や補欠に選べれていた選手と選手の所属チームの対応も、批判されてしかるべきであろう。

 これだけの失態を演じて、いったい誰が責任を取るのだろう。おそらく明確には誰も責任を取ったり、取らされるようなことはないだろう。同じ陸上というキーワードで集まっている “仲良しクラブ” では、責任を明確にする力が働くとは、とうてい思えないからだ。それは相撲協会の対応を見ていれば、よくわかる。

 いずれにしろ、今後は “女子マラソン” というブランドだけでは、資金が集まらなかったり、視聴率が取れない時期が続くのではないかと、私は予想している。

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2008/08/17

リアル セミ バッヂ

 いつものように自転車で走っていたら、突然なにかが飛んできて、胸にぶち当たった。それほど大きなものではなかったものの、それなりの衝撃はあった。怪我をするほどではなかったが。

 なにがぶつかってきたのかとチラっと見てみると・・・、なんとセミだった。

 20080815

 たまたまデジカメを持っていたので撮ったのが、上の写真だ。

 立ち止まっているときに、トンボや蝶が体にとまる経験は何度か経験したことはあったが、自転車で走っているときに、セミにとまられるのは初めてだ。

 私はセミを胸につけたまま、「すぐに飛んでいくだろう」 と思いしばらく自転車を運転していた。

 ところが5分以上経ってもいっこうにセミは飛び立つ様子がない。

 そのうち、襟の中に入るように登ってきた。

 セミは硬い木に突き刺すほど硬い口を持っている。

 首筋まで登ってきて、その硬い口で ブスリ とされたら、さすがにシャレにならないと思い、襟の中に入り込んでいたセミを指でつまんで引き剥がした。

 すると今度は、指にしっかりとしがみつくではないか。

 仕方がないので、自転車をこぎながら手を大きく振って、指にしがみついているセミを振り払った。

 セミは、地面に落ちる前に、翅を広げてどこかに飛んでいったのを確認して、安心してその場を後にした。

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2008/08/15

映像美の素晴らしさ? 残念ながら私にはわかりません

 夏休み映画の公開ということで、少し前に “崖の上のポニョ” と “スカイ・クロラ” の宣伝や宣伝番組がやたらと目に付いた。私も、両方の映画は興味があるので、宣伝番組をだいたいチェックしているのだが、宣伝番組を見ていると、なにか不自然というか違和感のようなものを感じて仕方がない。

 宮崎駿監督 も 押井守監督 も、すでに高い実績を上げていて、多くのファンを獲得している押しも押されもせぬ超一流監督だ。それを否定するつもりも、疑問を挟むつもりも、私にはない。

 だが、宣伝番組でやたらと 『天才、天才監督』 と連呼されると、さすがにしらけてしまう。

 言うまでもなく、宣伝番組をやるテレビ局は、その映画に投資をしている。その映画がヒットしなければ、投資が回収できなくなるから、どんなことをしても映画にヒットしてもらわなければ困る人たちが、必死に映画を宣伝しているというわけだ。車のセールスマンが一生懸命売りたい車のいいところ “だけ” をセールストークするのとたいして違わない。

 「すでに名のある監督の作品だから、宣伝しなくても観客は入るだろう」 と思う人もいるかもしれない。だが、崖の上のポニョ の宣伝番組を見ていたときに、今でこそ名作と言われている “天空の城ラピュタ” や “となりのトトロ” は、“風の谷のナウシカ” よりもずっと観客動員が少なかった、という話があった。そして、観客動員低迷に危機感を抱いたスタジオジブリの 鈴木敏夫プロデューサー が日本テレビと提携したことで、“魔女の宅急便” 以降、急激に観客動員を増やしていった、経緯がある。

 余談が長くなってしまった。

 私自身は、どうも芸術や音楽の素晴らしさを理解する能力を持ち合わせていないようなのだ。生まれつき持っていなかったのか、成長の過程でそういう能力を磨いてこなかったのかわからない。とにかく、絵画や彫刻、音楽や映像の “美的” なものに感動することがない。

 逆に、使い勝手や論理的な美しさに、私は感動することがよくある。だから、アニメや映画が好きになるのも、映像美ではなく、ストーリーが論理的であることや人物描写に矛盾がないことが理由だったりする。

 そんな私だから、最初に述べた宣伝番組で、やたらと 『映像美』 や 『映像と音楽の一体感』 などと宣伝されても、私にはいっこうにピンと来ないのだ。

 押井守監督の “イノセンス” は、アニメ関係者や映画関係者の評価が高く、ハリウッド映画にも影響を与えているとも言われている作品だ。だが、私には、丁寧に作られていることはわかっても、“映像美” は理解できなかった。

 スカイ・クロラ の 『臨場感のある空中戦のシーン』 といわれても、実際に自分で空中戦をやったことがあるわけでもないので、「よくわからない」 というのが正直なところだ。

 宣伝番組で、「すばらしい」 「最高」 と連呼されればされるほど、私の中の映画を見たいというモチベーションは急速にしぼんでいってしまう。

 そういえば、機会があってようやく最近、宮崎駿監督の “ハウルの動く城” を見た。私個人の感想としては、“千と千尋の神隠し” に次ぐ興行成績に匹敵する内容には感じられなかった。“ゲド戦記” よりははるかにマシだったとは思うが、私としては “紅の豚” の方が、はるかに面白いと思った。

 それと、宮崎駿監督の声優嫌いも、私個人から見ると、かえって作品を台無しにしているように見えてしまう。棒読みで感情のこもってない台詞を当てられると、「なんでこんな “素人” にやらせるかな~」 とつくづく残念に思ってしまう。

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2008/08/13

アリがよじ登れない不思議な容器

 いろいろなアリ サイトのお勧めにしたがって、アリの巣に当たる容器と餌を与える容器を明確に分け、両者をビニールチューブで接続している。クロオオ女王アリ1号コロニーには、味付け海苔の空き容器を利用して餌場を作った

 クロオオアリたちが餌場をうろつく様子を観察していて、最近、面白いことに気がついた。

 どうやらクロオオアリたちは、味付け海苔の容器を登れないようだ。

 他のアリのコロニーには、スタック式のDVD-R の容器を逆さにして使っている。DVD-R の容器の側面や底板(餌場の時は天井)を、クロオオアリは余裕でよじ登っている。

 味付け海苔は、表面に調味料が塗られているため、粘着性がある。味付け海苔を裸でしまっておく容器は、粘着性のある海苔がくっつかないような素材か、あるいは内側になんらかの加工がしてあると思われる。

 そしてその味付け海苔がくっつかないための工夫が、アリを登らせない効果を生み出しているようだ。

 それにどんな意味があるのか?

 今はもう夏休みも後半に差し掛かったため、今から自由研究でアリの観察始めるのは、少し厳しい。なので、来年以降のための情報になってしまうと思われる。

 何が言いたいかと言えば、味付け海苔の空き容器を利用すれば、アリを捕まえたり飼ったりするのが、ずいぶん楽になるということだ。

 アリを野外で捕まえる時、捕まえたアリを逃がさないように、バケツの上部にベビーパウダーや油を塗って、フタをしなくてもアリが逃げ出さないようにするのが常套手段だ。

 だが、味付け海苔の容器を使えば、そのような手間が要らない。アリに変なものを付着させる危険もない。フタを開けっ放しにしても、アリは容器の側面を登れないため、他のアリを捕まえているときに、すでに捕まえたアリが逃げ出すこともない。

 同じように、捕まえたアリを飼育するのにも使える。

 アリを飼育するのに、アントクアリウムの詰め替えゼリー “アントクアリウム L-1 アクアリフィル (詰め替え用)もいいが、長期(一年以上)の飼育ではカビたり液化する問題が起こることを覚悟した方がよい。

 長期の飼育は、アリ サイトによれば、高温で処理した “パーライト” がいいらしい。

 アリを飼育する容器より二周りぐらい小さいビン容器を逆さに入れて、その周りにパーライトを入れれば、アリは容器の側面に沿って巣を作るため、観察しやすくなる。

 アリを飼育するときも、アリは容器の上部まで登って来れないため、容器にふたをする必要がなくなる。万が一に供えて、容器の口よりも大きい金網でもかぶせておいた方が無難ではあるが。

 容器のフタを気にすることがないということは、アリに餌やりするのも楽になるということだ。アリを逃亡させるきっかけの一つは、餌をやるために容器を空けることにある。その危険がなくなるだけで、ずいぶんとアリが飼いやすくなる。

 なにしろ 「アリが好き」 という人はごく限られる。多くの家庭のママたちは、大量のアリが室内に大脱走したら、半狂乱になって騒ぎまくることだろう。

 もし、「アリの観察を自由研究にしたい」 とか、「女王アリを捕まえたので、飼育してコロニーを作らせたい」 とか思ったのであれば、味付け海苔の容器はお勧めである。

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2008/08/12

夏場のパソコン内部冷却法

 こう暑い日が続くと、パソコンの内部の温度も上がりっぱなしだ。

 特に心配なのがハードディスクだ。なにしろ昨年、ハードディスクがアクセス不能になり、ずいぶんと高い授業料を払った。この暑さでハードディスクの寿命が縮んではいないかと心配でしょうがない。

 ちなみに、私が今使っている HGST製 のハードディスクの場合、使用可能温度範囲は、5℃~55℃ となっている。

 ただ世間一般では、ハードディスクは30℃台で使うのがもっとも長持ちするといわれている。

 私のパソコンの場合、冬場は暖房をほとんど入れていないせいか、ハードディスクの温度は 34℃~36℃ぐらいで安定している。

 一方、外気温が30℃を超えると、エアコン・冷房を入れていない私の部屋の温度も30℃を超える。すると、ハードディスクの温度は40℃をゆうに終えてしまう。

 このあいだの一番暑い日には、ハードディスクの温度が47℃まで上がってしまった。

 いちおうパソコンの周りに、温まった空気がよどまないよう、扇風機で風をパソコンに当てているのだが、こう室内が暑くては、思ったほどハードディスクは冷えてくれない。

 数日前、某巨大掲示板のとあるスレッドを読んでいたら、

「パソコンの内部が暑くなりすぎるんだったら、筐体を開けて、扇風機で風を直接当てればいいじゃないか」

という書き込みがあった。

 それを読んで、「あっ!∑( ̄□ ̄;)  何で今までそれに気がつかなかったのだろう」 と思った。

 私のパソコンの筐体は、前にちょうつがいがついていて、後ろがトランクのように開く構造になっている。

 そこでさっそくパソコンを立てたまま、筐体の後ろを20度ほど開いた。そして、開いた隙間のところに扇風機を置いて、中に直接風を送るようにした。

 効果はいかに。

 少し時間を置いてから、ツールでハードディスクの温度を測ってみると・・・。おぉ、36℃~38℃で安定しているではないか。

 筐体を開いて、扇風機を回している図は、それほどかっこいいものではないが、これで内部を十分に冷却できるのであれば、夏のあいだは、ずっとこの形でパソコンを使うことになりそうだ。

 次に新しいパソコンを買うときは、絶対に水冷パソコンにしようと思っている。

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2008/08/11

トビイロケアリ、はやっ!

 7月11日に捕まえた トビケ女王アリ(トビイロケアリの女王アリ)6号 に、早くも働きアリが誕生した。8月9日のことだ。

 産卵から成虫までに4週間しかかかっていない計算になる。

 クロオオアリが約6週間、クロヤマアリが約5週間かかって、産卵から成虫になるのと比べると、トビイロケアリの成長の早さがよくわかる。

 体が大きい方が成長に時間がかかるのは、ごく自然なことだ。また、働きアリに成長するまでの期間の長さを踏まえて、結婚飛行の時期が決まったようにも見える。クロオオアリがトビイロケアリと同じ頃に結婚飛行をしていたのでは、今よりさらに2週間、働きアリの誕生が遅れるわけで、それでは一番食料の備蓄に適した夏が終わってしまう。

 最初に産まれたトビイロケアリの働きアリの写真がこれだ。
 20080809 (画像をクリックで拡大)

 アリ サイトやアリ ブログで、トビイロケアリの最初の働きアリは、「同じアリとは思えないくらい小さい」 と解説されている。それを知っていてもこの小ささに驚いた。

 クロオオアリやクロヤマアリの最初の働きアリも小さめだが、それでも女王アリの胸部の大きさかそれよりも大きいくらいのサイズはあった。

 ところが、トビイロケアリの最初の働きアリは、女王アリの頭部の大きさくらいしかない。様子を見るために覆っている箱を取った時など、チューブの中を女王アリが右往左往して、働きアリが踏み潰されるんじゃないかと、心配したほどだ。

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 これで、私が捕獲した女王アリのうち、生存している女王アリにすべて働きアリが誕生したことになる。

 某巨大掲示板では、「5月に捕まえたクロオオアリにまだ働きアリが生まれない」とか、「女王アリが卵を産んでも、すぐに食べてしまう」といった相談が寄せられているのに比べれば、3種4匹の女王アリすべてで、無事に働きアリが誕生したのは、1年目にしてはなかなかに上出来だったのではないかと思っている。

 次の目標は、コロニーが順調に大きくなり、特にクロオオアリで大型の働きアリを誕生させることだ。

 また、来年はもう一つの日本最大種 “ムネアカオオアリ” の女王アリを捕獲したいと思っている。ムネアカオオアリの胸部の茶色はなかなかに美しい。ただ、私が住んでいるところの周辺にはムネアカオオアリが生息していないので、まず近場のムネアカオオアリの生息域を見つけなければいけない。

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2008/08/10

ゆで卵戦線、異常なし

 すっかり連日気温が30℃を超える日が続くようになったものの、我が家の女王アリズはそれなりに頑張っているようだ。土中に住むアリは、高い温度が苦手らしく、30℃を超える状態が長く続くと、女王アリに何らかの障害が出ることも珍しくないらしい。

 日中あまりにも温度が高くなりすぎたと思ったら、アリを飼っている容器の上に、タオルで包んだ保冷剤を短時間置いたりしている。体液が凍らない限り、アリは簡単に凍死しないらしいが、冷やしすぎると容器内に水滴が発生するため、凍死より溺死の危険がある。そのため、保冷剤での冷却は短時間にとどめている。

 さて、先日冷蔵庫の中にゆで卵が残っていた。ちょうどいいと思い、黄身を少し掻き出して、メープルシロップと混ぜて、簡単なアリ用練り餌を作った。

 驚いたことに、これが クロオオアリ、クロヤマアリ どちらのコロニーにも大好評だった。

 特に クロオオ女王アリ1号 のコロニーでは、練り餌の上に働きアリの1匹が、ほぼ24時間張り付いていた。こんな感じで。
 20080808

 他のアリや昆虫達に取られまいと見張っているのか、お腹がすいたらいつでも食べられるように居座っているのか、単にいるだけで心地よい環境なのか、は、わからない。

 いずれにしろ、餌を回収するまで24時間、ほぼ餌の上で待機していた。時々、巣となる容器の方に戻っていたようだが、ちょっと目を離すといつの間にか餌の上に戻ってきていた。

 一度熱を通しているとはいえ、防腐剤など入っていない上に、ここのところの暑さだ。餌はいくら残っていても丸1日すぎたところで、回収することにしている。カビ生えたり、腐ったりした餌を、巣の中に持ち込ませないようにするためだ。

 クロオオ女王アリ1号コロニーの餌も、見張り君 が巣に戻ったところを見計らって、さっと回収した。

 少しした後に、働きアリが1匹餌場に来て、ずいぶんと長いこと餌場を隅から隅まで探索していた。「あれ?俺のご馳走はどこ~?」 という感じだったのではなかろうか。(笑)

 ゆで卵の黄身を与えた二日後に、今度は “生” の黄身とメープルシロップを混ぜたものを与えてみた。

 それなりにすすっていたようだが、ずっと張り付くほどではなかった。

 我が家のコロニーでは、生 より ゆでた 方が、お好みなのかもしれない。

 

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2008/08/08

おサイフケータイを使えるようにしてみたけれど

アナリストの視点:
「おサイフケータイ」ビジネスの将来像

 松枝秀如(矢野経済研究所)
  ITmedia [2008年8月4日]

 私も最近 おサイフケータイ を使い始めた。QUICPay という電子マネーだ。

 使い始めようと思った理由はいくつかある。

  1. 今使っているケータイがおサイフケータイに対応していた。
  2. 使っているクレジットカード会社がおサイフケータイサービスを手数料無料で始めた。
  3. サイフを忘れたときの支払い手段として、あれば安心だと思った。
  4. おサイフケータイの支払いでクレジットカード会社のポイントがつく。
  5. あらかじめ貯めておく方式ではなく、使った分だけ後から支払うタイプだから。
  6. 単純に、テクノロジーに対する興味。

などである。

 ただし、使えるようになって1ヶ月でまだ、1回しか使っていない。

 理由はハッキリしている。上記のレポートにも書かれているように、使える場所が圧倒的に限られているのだ。ヨドバシカメラでも 「使えます」 と Web ページでは紹介されているが、いざ使おうとしたら 「すみません。ここのレジは QUICPay に対応してないんです。」 と言われて、結局現金で支払った。

 まぁ、新しいモノが生まれるときは、どの会社も自分の特許やライセンスをデファクトスタンダードにしようと必死になる。大昔、オートバイは、アクセルもブレーキもクラッチも、メーカーごとにばらばらだったそうだ。オートバイメーカが大小あわせて100社もあった時代の話だ。それがやがて統一されて、今はどのメーカーも同じシステムになっている。パソコンも PC-9801 があり、FM-Towns があり、X68000 がありと、どのメーカも独自路線で頑張っていた時代があった。

 そう考えれば、いずれ電子マネーのシステムも一つの共通なものに統一されるだろう。サービス会社にとっては 『どれに』 が問題であり、利用者にとっては 『いつ』 が問題だ。1利用者の私としては、こういうものはとっとと統一をして、いちいち確認を取らなくても使えるように、早くなって欲しいとだけ思っている。

 実は、iPhone が話題になっているとき 「iPhone には、おサイフケータイ機能がついていないから、たいして売れないんじゃないか」 ということを言うパソコン・ケータイ関係の記者が多くいたとか。それほどに、パソコン・ケータイ系の記者達にとっておサイフケータイは、重要度の高いものらしい。

 専門化ともいえる記者達が依存するぐらいに利便性が高いのなら、やはり一つ自分でも試してみなくてはなるまい、と思ったのが、上記の理由6だったりする。

 結局、自分が今使える電子マネーが QUICPay のみで、モバイルスイカではないという部分もあるだろうが、今のところ、おサイフケータイがなければ困るようなものではないことは、わかった。

 私がモバイルスイカを使わないのは、単純に年会費がかかるからだ。年会費がかかるぐらいなら、今使っている IC カードのスイカで、ぜんぜん問題ない。

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2008/08/06

やはり地上デジタル放送が必然とは思えない

 谷島宣之さん、私もまさにそのとおりだと思います。

谷島宣之の「経営の情識」
 「完全」を目指す地上デジタル放送
 読者の皆様はどうお考えですか
  NBonline [2008年7月31日]

 私も以前より、デジタル放送を地上波にこだわる必要はないと訴えてきた。動画映像を広く配信しようとしていた50年以上前であれば、地上波しか選択肢はなかった。しかし今や、高品位の動画を配信する方法は、地上波だけではなく、光回線、衛星放送、ケーブルテレビと複数の選択肢がある。

 それにもまして、地上波で国内全世帯をカバーするのに、今後、1万1499もの中継基地を作らなければならないのだ。素人が考えても、あまりにも非効率な方法だ。

 素人が考えても非効率だと思う方法を、役人が固執するときは、必ずそこには役人のメンツや天下りといった利権がからんでいる。1万以上もの中継局の新設に関しても、役人や天下り企業が税金で設ける仕組みがあるのだろう。

 100%品質を保証してきた固定電話システムは、その高コストの体質のために、品質が保証されていない IP 電話によって駆逐されようとしている。

 ケータイは、100%の通話範囲を保証されていないが、今は多くの人にとってなくてはならないものになっている。

 谷島宣之氏が言うように、100%の品質を保証すれば、急激にコストが膨れ上がってしまう。そのコストを吸収できるほどに、今の日本には経済的な余裕はないはずだ。

 結局こういった、役人の都合だけで国民が貧乏くじを引かされる仕組みを打開するには、不利益をこうむる国民が大きな声を上げていくしかないのだ。実際、PSE問題 では、実質的に役人に撤回させているではないか。

 また、谷島宣之氏の記事からリンクされている 池田信夫氏 の 地上デジタル放送FAQ を読むと、地上デジタル放送がいかにいい加減に決まったかが解説されている。もちろん、テレビ局やテレビ局とつながっているラジオや新聞が、こういった自分達に不利になるようなことを報道することはない。

 水野博泰氏へのインタビュー記事もなかなか本質をえぐり出していて読み応えがある。

誰のためのデジタル放送か?(前編)
コピーワンス議論空転が映す変われない業界の体質

誰のためのデジタル放送か?(後編)
「著作権保護」は既得権益を守るための便利な口実

 自分達がいつの間にか貧乏くじを引かされていることに気がつくためには、絶えず情報に対するアンテナを張っておく必要がある。

 そして情報は、大多数に貧乏くじを引かせて自分が利益を上げる人たちや組織からは、出てこない。

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2008/08/05

3D映像の限界

 前回のワンダーフェスティバルに入る前に、パナソニックのショールームで時間をつぶした話をした。具体的には、りんかい線の国際展示場駅前にある “パナソニックセンター東京” だ。

 実は、パナソニックセンター東京に立ち寄るのは、二回目だ。一回目は子供と一緒に、“手作り乾電池” のイベントで一緒に来ている。キットになっている乾電池セットを、手順に従って、粉末を入れたり、フタをはめ込んだりするだけの単純なものだが、小学生の子供には十分楽しめる内容だ。何よりも参加費無料で、アルカリ乾電池のお土産付だ。

 ここの常設展示もなかなか楽しめる。Wii や DS が試遊ができる。数は少ないが、科学実験装置もあるので、楽しみながら科学について学ぶことも出来る。

 その中で、今回私が考えさせられたのが、イベント展示の “オリンピック3Dシアター” だ。イベント情報によれば、

オフィシャルワールドワイドオリンピックパートナーとして「Sharing the passion」をコンセプトにオリンピックを支え続けてきパナソニック。北京オリンピックでも、その最新のHD技術が情熱と感動を世界中にお届けします。「オリンピック3Dシアター」では、3D(立体)撮影した開会式や競技の映像で、臨場感豊かにオリンピックを体験していただくことができます。

ということだ。

 具体的な技術については聞いてこなかったが、おそらく偏光を用いた技術による立体映像だろう。肉眼で見ると単にぶれた映像にしか見えないが、専用のメガネをかけてみると、立体的な “カラー” 映像が見られる。なぜ “カラー” を強調したかと言えば、青と赤のメガネをかけて見る立体映像と基本原理は一緒だからだ。青赤メガネではモノクロ映像しか見られない。しかしそれではカラー映像に慣れた人たちには受け入れられない。立体かつカラー映像が最低限の条件だ。

 このオリンピック3Dシアターは、特に意識をしなくても奥行きが感じられるのは、単純に面白いと思った。しかし、面白いだけだ。これが今後、平面映像機器に取って代わるような技術かと言えば、ぜんぜんそうは思わない。

 技術的に未熟だという理由も一つはある。奥行きが感じられるといっても、現実の奥行きとは少し違う。違和感がある。アニメのセル画に背景とキャラクターと手前の物を書いて、背景から少し浮かせてキャラクターを置き、さらにその上に手前の物を少し浮かせて置いて撮影したような、平面が重なったような奥行きに感じられるのだ。奥行きがアナログ的に連続しているのではなく、デジタル的に飛び飛びにモノが存在しているように見えてしまうのだ。

 そして、私が考えるに、こちらの方が根本的な問題だと思っている。それは、視点が固定されているのに、奥行きが感じられる必然性があるとは思えないのだ。

 小学生以下の子供達を驚かせるようなデモンストレーションをしたり、ディズニーランドのようなエンターテイメント、さらに、自分視点でのゲームなら、多少の価値はあるかもしれない。

 しかし、私が考える 3D映像 の最大の特徴は、『リアルタイムで視点が変えられる』 という部分だ。

 今回の オリンピック3Dシアター は、固定カメラでの立体映像撮影なので、同一視点からの立体映像しか見えない。

 しかし映像が立体になった瞬間に、見る側の人間は 「別な角度から見てみたい」、「後ろから見てみたい」、「上から見てみたい」、「対象者の視点で見てみたい」 と思うようになると、私は思っている。ところが現状の手法ではそれは不可能だ。撮影された位置からの視点の映像しか再生できないからだ。あらゆる視点からの映像が見たければ、あらゆる位置にあるゆる方向をとるカメラが必要になる。それは現実的に不可能だ。

 であるならば、一箇所の視点の映像しか見られないのであれば、立体映像にそれほど価値があるとは思えない。現状のハイビジョン映像でも、これまでの標準映像では感じられなかった背景のボケがはっきりとわかるので、それだけで立体感は十分に感じられる。

 やはり立体映像が、本当の意味で平面映像にはない価値生み出すとすれば、“スタートレック” の世界で実用化されている “ホロデッキ” のように、立体映像の中に自分が入り込めるようにならなければならないだろう。

 現状のメガネをかけて見る立体映像は、絵本に対する “飛び出す絵本” レベルでしかないように思う。

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2008/08/04

ワンダーフェスティバルに行ってきました

 遠くにいる友人が、東京港臭い展示場でやるワンダーフェスティバルに来るというので、友人に会うついでに、私もワンダーフェスティバルを見てきた。

 世間一般には、“エスカレーター事故” の方ですっかり有名になってしまったワンダーフェスティバル。私は、会場時間の10時にようやく最寄の駅に到着したので、事故の現場に立ち会ってはいない。だが、事故は私の友人の目の前で起こっていた。友人は、一瞬何が起こっているのかわからなかったといっている。それほど一瞬の出来事だったようだ。

 もっとも、事故についてはあちこちのニュースやブログで詳しく報告されているので、ここでそれについて言及するつもりはない。(と言いつつ、現場検証をしているところの写真はしっかり撮っていたりする)
200808034

 目的地の駅に着いて、まず驚かされたのが、入場の順番を待つ人の列だった。

 10時に開場するというので、その時間をめどにして、少し待てば簡単に入れるだろうと高をくくっていたら、甘かった。 orz
人の列が延々と続いていた。後で聞いた話では、ゆりかもめの二駅先まで列が続いていたとかいなかったとか。

 事前に昨年の入場者が4万5000人、今年の目標が4万4000人という数値は知っていたが、4万人がどういうものなのかは、私の想像をはるかに超えていた。

 はるかかなたの最後尾まで行くのがイヤになった私は、近くのパナソニックのショールームを見学して、それでも列が終わりそうにないので、サイゼリアで早めの昼食をとった。

 サイゼリアで1時間ほど時間をつぶした11時50分ごろ、ようやく最後尾のカンバンが目の前を通り過ぎて行った。

 結局、私が開場に入ったのは12時30分ごろだった。

 入場したのは屋上のコスプレ広場だった。何人ものコスプレーヤーが壁沿いに配置していた。面白かったのは、撮影の順番を待つ人の列の長さが、そのコスプレーヤーの人気のバロメーターに見えたこと。露骨に人気投票になってた。人気のあるコスプレーヤーのところには20人以上並び、人気のないコスプレーヤーは暇そうにボォ~っとしてた。

 コスプレーヤー達を一通り拝見した後、展示室内に入った。入ったところで友人と合流して、開場内部はすでに一通り開場を歩き回って目的を済ませた友人と見て回った。

 一通り見て回って感じたのは、「フィギュアが好きで、自分が欲しいものを作っている人達」 と 「ビジネスとして成功するから、人気のあるキャラクタを量産化して売る人達」 に明確に分かれているな、ということだった。

 私の世代だと泣いて喜びそうなマイナーなキャラクターやアイテムを作って売っている人たちがいた。例えば、 宇宙戦艦ヤマト に出てくる ガミラス星人 が使う持ちにくそうな銃 200808031 や、冥王星基地に設置された反射衛星砲と反射衛星 200808032 、さらに反射衛星砲のトリガー 200808033 などだ。しかし、最近の若い人たちから見れば何がうれしいのかわからないだろうな、とも思った。

 また、個人的に “ゴジラ” シリーズや、“バーチャロン” シリーズのフィギュアが並んでいたのも楽しかった。

 お金を出してでも欲しいと思ったものはなかったが、一つだけグラッと来たものがあった。写真は撮らなかったのだが、直径30cmほどの丸まったダンゴムシのフィギュアだ。ミョ~にリアルで、「そうそう、こんな感じだよね。」 と思わず欲しくなってしまった。なにしろ、普段からアリを観察するために四六時中地面を見回しているので、ダンゴムシもよく目にする。見慣れたダンゴムシの巨大サイズが目の前に出てきたので、親近感が湧いたのかもしれない。

 ただ、値段が値段だったので買うまでにはいたらなかった。また、カミさんや子供が嫌がるだろうな~というのもわかっていたのも、買えなかった理由の一つだった。

 結局私は見て回るだけで、何も買わずに会場を後にした。入場料を払っているので、ワンダーフェスティバルでしか買えないアイテムを買わないのももったいなかったのかもしれない。

 そうはいっても、はるか以前に大金を使って UFOキャッチャー で(もちろん欲しくて)取ったフィギュアが、結局家では飾られることもなく、段ボール箱にしまわれているのだ。これ以上、段ボール箱の中のアイテムを増やす気にはなれなかった。

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2008/08/02

おいおい、そっちに入るんかい (トビイロケアリ)

 7月11日に捕まえた トビケ女王アリ6号 (トビイロケアリの女王アリ) にも、7月30日ごろにサナギが生まれていた。“ごろ” というのは、ストレスを与えないように数日おきにしか覗いていなかったから、正確な日がわからなかったからだ。

 サナギから働きアリが羽化する前に、ティッシュをひいた小さい容器から、石膏をひいた大きな容器に移すことにした。

 トビケ女王アリは、クロオオ女王アリどころかクロヤマ女王アリよりも二回りほど小さい。クロオオアリの働きアリぐらいの大きさだ。なので、女王部屋も小さ目がよいだろうと思い、醤油などの調味料を携帯するのに使う蓋付き容器の口と片面を切り落として、女王部屋として用意した。

 こんな感じだ。
 200808011

 この石膏容器に、トビケ女王アリ6号を、卵・幼虫・サナギごと放り込んだ。後は、しばらく静かに放置して、女王アリ自らが女王部屋に、卵・幼虫・サナギを運ばせればOKだ。

 クロオオ女王アリ1号 や クロヤマ女王アリ4号 の時は、1時間も放置すると、女王部屋を自らの巣としていた。クロオオ女王アリ3号は、結局、こちらが用意した女王部屋は使わずに最初の働きアリを羽化させた。クロオオ女王アリが女王部屋に入ったのは、働きアリの写真を撮るために容器をあちこち移動させたときだった。

 トビケ女王アリは、女王部屋に移動したかな?と、2~3時間ほどしてから女王部屋を覗いてみると……。

 いない……。

 小さい容器から一緒に移したティッシュの上に……。

 いない……。

 容器のふたを開けてみたが、どこにもいない……。

 「まさか、脱走?」

と、一瞬あせったが、さらによく見ると……、いた!

 こんなところにいた。
 200808012

 勘がいい人は、ここがどこだかすぐにわかっただろう。

 少しひいてみると、ここがどこだかすぐにわかる。
 200808013

 そう。後から餌場へと接続するためのチューブの中を、トビケ女王アリ6号は、巣と決めたようだ。

 たしかに、トビイロケアリは朽ちた木の中に営巣すると文献に書いてあった。もしかしたらチューブの中が朽木の中に感じが似ているのかもしれない。

 こうなると、トビイロケアリ用の飼育容器は、少し工夫した方がよさそうだ。

 中に部屋を用意するのではなく、容器に行き止まりのチューブを何本も挿して、それぞれを巣の一部のように使ってもらうのがよさそうだ。このアイデア自体は私の物ではなく、どこかのアリ飼育サイトで見たものだ。どのサイトだったのか、残念ながら覚えていない。

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