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2008/08/08

おサイフケータイを使えるようにしてみたけれど

アナリストの視点:
「おサイフケータイ」ビジネスの将来像

 松枝秀如(矢野経済研究所)
  ITmedia [2008年8月4日]

 私も最近 おサイフケータイ を使い始めた。QUICPay という電子マネーだ。

 使い始めようと思った理由はいくつかある。

  1. 今使っているケータイがおサイフケータイに対応していた。
  2. 使っているクレジットカード会社がおサイフケータイサービスを手数料無料で始めた。
  3. サイフを忘れたときの支払い手段として、あれば安心だと思った。
  4. おサイフケータイの支払いでクレジットカード会社のポイントがつく。
  5. あらかじめ貯めておく方式ではなく、使った分だけ後から支払うタイプだから。
  6. 単純に、テクノロジーに対する興味。

などである。

 ただし、使えるようになって1ヶ月でまだ、1回しか使っていない。

 理由はハッキリしている。上記のレポートにも書かれているように、使える場所が圧倒的に限られているのだ。ヨドバシカメラでも 「使えます」 と Web ページでは紹介されているが、いざ使おうとしたら 「すみません。ここのレジは QUICPay に対応してないんです。」 と言われて、結局現金で支払った。

 まぁ、新しいモノが生まれるときは、どの会社も自分の特許やライセンスをデファクトスタンダードにしようと必死になる。大昔、オートバイは、アクセルもブレーキもクラッチも、メーカーごとにばらばらだったそうだ。オートバイメーカが大小あわせて100社もあった時代の話だ。それがやがて統一されて、今はどのメーカーも同じシステムになっている。パソコンも PC-9801 があり、FM-Towns があり、X68000 がありと、どのメーカも独自路線で頑張っていた時代があった。

 そう考えれば、いずれ電子マネーのシステムも一つの共通なものに統一されるだろう。サービス会社にとっては 『どれに』 が問題であり、利用者にとっては 『いつ』 が問題だ。1利用者の私としては、こういうものはとっとと統一をして、いちいち確認を取らなくても使えるように、早くなって欲しいとだけ思っている。

 実は、iPhone が話題になっているとき 「iPhone には、おサイフケータイ機能がついていないから、たいして売れないんじゃないか」 ということを言うパソコン・ケータイ関係の記者が多くいたとか。それほどに、パソコン・ケータイ系の記者達にとっておサイフケータイは、重要度の高いものらしい。

 専門化ともいえる記者達が依存するぐらいに利便性が高いのなら、やはり一つ自分でも試してみなくてはなるまい、と思ったのが、上記の理由6だったりする。

 結局、自分が今使える電子マネーが QUICPay のみで、モバイルスイカではないという部分もあるだろうが、今のところ、おサイフケータイがなければ困るようなものではないことは、わかった。

 私がモバイルスイカを使わないのは、単純に年会費がかかるからだ。年会費がかかるぐらいなら、今使っている IC カードのスイカで、ぜんぜん問題ない。

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