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2008/08/20

どこでも使えてチャージのいらないおサイフケータイがいいのだが

 私もおサイフケータイを使えるようにした、という話を以前にした。その後さらに1回、計2回しかまだ使っていないのだが。

 私が使えるようにしたのは 電子マネー方式 ではなく、ケータイクレジットと呼ばれる 後払い方式 だ。なぜ、ケータイクレジットを選んだかというと、単に年会費がかからずに使えるという理由だけだ。自ら選択したわけではない。

 だが、よくよく考えてみると、後払い方式というのは合理的だ。使った分だけ後から支払うのだから、紛失や機器の故障を心配しなくてすむ。

 近年の日本は、テレホンカード以降、事前にお金を払う “プリペイド方式” に抵抗感がなくなっている。逆に、米国では購入した品物や受けたサービスに対して対価を支払う、という考えが定着しているため、プリペイド方式はあまり受け入れられないという話も、よく聞く。高い確率で社会を信用できる社会と、確実に信じられるのは自分だけという社会の違いだと、私は理解している。

 とにかく、今の日本社会では、プリペイド方式の電子マネーが主流だ。関東圏では、“Suica”、“Pasmo” といった電子マネーを持っていれば、多くの場所で現金を持たずに買い物が出来る。

 おサイフケータイ は、その電子マネーの機能を持つ。電子マネーなので、事前のチャージが必要だ。クレジットカードと一体になっている Suica カードが持つ “オートチャージ” 機能が、モバイルSuica には、ないようだ。

 一方、私が使っている ケータイクレジット ならば、事前のチャージも、チャージの残高も心配する必要がない。もちろん、利用金額を心配する必要はあるが(笑)。

 使うときはどちらも読み取り端末にかざすだけで使える。にもかかわらず、一方は事前のチャージやチャージ残高の確認が必要で、残高不足に悩まされたりする。他方は、銀行の残高に気をつける必要はあるが、使うときにチャージや残高に悩まされることはない。

 使い勝手で考えれば、明らかに ケータイクレジット の方が使い勝手がよいといえるだろう。もちろん、同じ場所で使えるという、非現実的な前提での話なのだが。

 モバイルSuicaEASYモバイルSuica を使えば、年会費が要らない。しかし、駅の券売機でのチャージが出来なくなり、店頭でしかチャージが出来なくなる。どうかんがえても Suica カードより使い勝手が悪くなる。

 多くのところで使えるが、年会費を取られて、いちいちチャージしなければ使えない “モバイルSuica”。年会費は無料で、使った分だけ後から支払えばよいが、使える場所がかなり限られる “QUICPay”。

 世の中、なかなかすべてに都合のいいようには、いかないものである。

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