おいおい、そっちに入るんかい (トビイロケアリ)
7月11日に捕まえた トビケ女王アリ6号 (トビイロケアリの女王アリ) にも、7月30日ごろにサナギが生まれていた。“ごろ” というのは、ストレスを与えないように数日おきにしか覗いていなかったから、正確な日がわからなかったからだ。
サナギから働きアリが羽化する前に、ティッシュをひいた小さい容器から、石膏をひいた大きな容器に移すことにした。
トビケ女王アリは、クロオオ女王アリどころかクロヤマ女王アリよりも二回りほど小さい。クロオオアリの働きアリぐらいの大きさだ。なので、女王部屋も小さ目がよいだろうと思い、醤油などの調味料を携帯するのに使う蓋付き容器の口と片面を切り落として、女王部屋として用意した。
この石膏容器に、トビケ女王アリ6号を、卵・幼虫・サナギごと放り込んだ。後は、しばらく静かに放置して、女王アリ自らが女王部屋に、卵・幼虫・サナギを運ばせればOKだ。
クロオオ女王アリ1号 や クロヤマ女王アリ4号 の時は、1時間も放置すると、女王部屋を自らの巣としていた。クロオオ女王アリ3号は、結局、こちらが用意した女王部屋は使わずに最初の働きアリを羽化させた。クロオオ女王アリが女王部屋に入ったのは、働きアリの写真を撮るために容器をあちこち移動させたときだった。
トビケ女王アリは、女王部屋に移動したかな?と、2~3時間ほどしてから女王部屋を覗いてみると……。
いない……。
小さい容器から一緒に移したティッシュの上に……。
いない……。
容器のふたを開けてみたが、どこにもいない……。
「まさか、脱走?」
と、一瞬あせったが、さらによく見ると……、いた!
勘がいい人は、ここがどこだかすぐにわかっただろう。
そう。後から餌場へと接続するためのチューブの中を、トビケ女王アリ6号は、巣と決めたようだ。
たしかに、トビイロケアリは朽ちた木の中に営巣すると文献に書いてあった。もしかしたらチューブの中が朽木の中に感じが似ているのかもしれない。
こうなると、トビイロケアリ用の飼育容器は、少し工夫した方がよさそうだ。
中に部屋を用意するのではなく、容器に行き止まりのチューブを何本も挿して、それぞれを巣の一部のように使ってもらうのがよさそうだ。このアイデア自体は私の物ではなく、どこかのアリ飼育サイトで見たものだ。どのサイトだったのか、残念ながら覚えていない。
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