トビイロケアリ、はやっ!
7月11日に捕まえた トビケ女王アリ(トビイロケアリの女王アリ)6号 に、早くも働きアリが誕生した。8月9日のことだ。
産卵から成虫までに4週間しかかかっていない計算になる。
クロオオアリが約6週間、クロヤマアリが約5週間かかって、産卵から成虫になるのと比べると、トビイロケアリの成長の早さがよくわかる。
体が大きい方が成長に時間がかかるのは、ごく自然なことだ。また、働きアリに成長するまでの期間の長さを踏まえて、結婚飛行の時期が決まったようにも見える。クロオオアリがトビイロケアリと同じ頃に結婚飛行をしていたのでは、今よりさらに2週間、働きアリの誕生が遅れるわけで、それでは一番食料の備蓄に適した夏が終わってしまう。
最初に産まれたトビイロケアリの働きアリの写真がこれだ。
(画像をクリックで拡大)
アリ サイトやアリ ブログで、トビイロケアリの最初の働きアリは、「同じアリとは思えないくらい小さい」 と解説されている。それを知っていてもこの小ささに驚いた。
クロオオアリやクロヤマアリの最初の働きアリも小さめだが、それでも女王アリの胸部の大きさかそれよりも大きいくらいのサイズはあった。
ところが、トビイロケアリの最初の働きアリは、女王アリの頭部の大きさくらいしかない。様子を見るために覆っている箱を取った時など、チューブの中を女王アリが右往左往して、働きアリが踏み潰されるんじゃないかと、心配したほどだ。
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これで、私が捕獲した女王アリのうち、生存している女王アリにすべて働きアリが誕生したことになる。
某巨大掲示板では、「5月に捕まえたクロオオアリにまだ働きアリが生まれない」とか、「女王アリが卵を産んでも、すぐに食べてしまう」といった相談が寄せられているのに比べれば、3種4匹の女王アリすべてで、無事に働きアリが誕生したのは、1年目にしてはなかなかに上出来だったのではないかと思っている。
次の目標は、コロニーが順調に大きくなり、特にクロオオアリで大型の働きアリを誕生させることだ。
また、来年はもう一つの日本最大種 “ムネアカオオアリ” の女王アリを捕獲したいと思っている。ムネアカオオアリの胸部の茶色はなかなかに美しい。ただ、私が住んでいるところの周辺にはムネアカオオアリが生息していないので、まず近場のムネアカオオアリの生息域を見つけなければいけない。
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