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2008/09/13

私が政治に望むこと

田原総一朗の政財界「ここだけの話」
第75回 民主党が嫌がるのはあの人が首相になったとき

 nikkei BPnet [2008/09/11]

 このコラムの5ページ目に、

やらなければならないのは、「50-80=-30」をマイナスにしないことである。
そのためには、もちろん歳出の80の部分を切ることも大切だが、切るだけでは無理だ。
だから思い切って消費税を上げる。

という部分がある。いつも私が、どうしても納得できない部分だ。

 「なぜ、歳出の削減だけでは無理なのか?」、「なぜ税率を上げなければならないのか?」 その具体的な説明を、私はこれまで見たことも聞いたこともない。

 一方で、役人の無駄遣い、無駄なハコモノ、無駄な道路による “税金の無駄遣い” のニュースが途切れることは無い。たしかに、それらの無駄遣いは、1000万円単位だったり、多くても億の単位だったりするので、国家予算の “10兆単位” から見れば、誤差範囲なのかもしれない。

 しかし、「ちりも積もれば山となる」 という言葉もあるように、小さい無駄の積み重ねが、不必要な借金を作っているという思いは、ぬぐいがたい。

 また、コラムの6ページ目に、

そしてもう一面では、理性で「そうはいっても、歳入は不足している。税金は上がらざるを得ないな」と、誰もが思っている。

とある。もし、これが本当だとすれば、同じように 「歳入が不足しているなら、社会基盤の整備が遅れても仕方がない」 と思う人たちが少なからずいても、少しも不思議じゃないはずだ。

 たしかに、人というものは現状維持を強く望むものだ。より有利な状況は容易に受け入れるが、少しでも不利な状況をかたくなに受け入れない人がほとんどだろう。

 もし歳出を無理やり50兆円に切り詰めたとしたら、日本経済、日本社会がどうなるのか、具体的な状況を私は想像できない。もしかしたら、想像をはるかに超える悪い状況を日本に作り出すかもしれない。

 それでも何割かの日本人は、日本の国家予算が破綻する前に、歳入≒歳出にする大手術を望んでいるのではなかろうか。私のように。

 前にも少し書いたが、小泉改革以降、日本のシステムは、少なくなった日本が生産する富を、特権のある一部の人たちに集中させるようになった。これが格差を拡大し、モラルの低下を招いている、というのが、私の持論だ。

 金持ちがより満足感を得るためには、より多くのお金を必要とする。だが、貧しい人であれば、わずかな金で大きな満足感を得ることが出来る。日本でより多くの人が満足感を得て、モラルを向上させるためには、どちらに日本が生産した富を優先的に廻すべきかは、明らかなように思う。

 その意味で、小池女史や石原氏がいう 「小泉改革の継続」 など、私にはまっぴらゴメンこうむりたい。

 私が望むのは、小泉的ではない 「社会や国民のことを考えない官僚システムの改革もしくは刷新」 だ。

 自らの地位と権限と利益しか考えない高級官僚たちがいなくなれば、不可思議で非効率な税金の使い道もなくなり、国の借金も自然と減っていくと考える私は、やはり世間知らずでしかないのだろうか。

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