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2008/09/05

メールだけでなく、直接会話もね

再考したい「メールの功罪」
メール連絡の禁止令を出した部署、さてどうなった?

 鈴木義幸
  NBonline [2008年9月1日]

 思い起こせば、私が会社で仕事、テスターや仕様の策定、をしていた頃は、必ず話す相手の元に出向いていって直接会話することを心がけていた。どんな感じだったのか興味がある人は、こちらや、こちらを読んでいただきたい。

 上の記事の中で、

「メールのなかった時代には、『これを頼む』の1回で終わってたんですけどね。今はメールで依頼すると、いろいろ質問が来て、それに答えていると、下手したら5往復ぐらいかかる。これで時には1週間が経ってしまう」

というコメントが載っている。

 まあ、これは極端だとしても、顔を突き合わせて話をするのがやはり最も効率がよい。下手をすると、リアルタイムで会話をしているはずの電話でさえも、食い違いや理解するのにやたらと時間がかかったりする。

 こういった記事を読むと、あらためて自分がやってきた仕事のスタイルが、実は仕事を成功させる上で理に適っていたんだと確認することが出来た。実際に働いていたときは、一部の上司たちから 「人の仕事の邪魔をするな」 と叱責されたこともあった。たしかにやりすぎてた部分もあっただろうと反省はしている。

 それでも、連絡がメールだけになり、オフィスに活気がなくなり、仕事の完了までにやたらと時間がかかるようになる仕事の進め方は、やはり理に適っていないと思う。

 メールは、相手の都合をそれほど考える必要がないし、文字として残せる。場合によっては写真などの画像も送れるので、極めて有効なツールだ。しかし、万能ではないということだ。

 スポーツカーがいくら速く走れるといっても、軽自動車がいくら燃費がよくてエコだといっても、引越しのために大量の荷物を運ぶのには使えない。

 人は物理的に目に見えるものは、理解するのがとても早い。ところが、概念だったりシステムだったり、具体的なモノとしてみることが出来ないものは、理解するのに時間がかかるものだ。

 電子メールが一般に普及し始めて十年ちょっと。そろそろメールの最適な使い方を、個人も組織も理解し始まる時期に来ているのではなかろうか。

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コメント

確かに、メールだとなんだか話がスムーズに行かないことって良くありますよね…
アメリカのほうでは若者はもうあまりメールを使うことはなくなっているんだそうです。携帯でのテキストメッセージとフェースブックがあるのでメールのどこが便利なのかわからないというところまで行っちゃってるらしいですよ…

投稿: け | 2008/09/06 14:54

けさん、こんにちは。
そうですか、米国は次のステージに進んだということですかね。

日本では、はやくからメールを使い始めた人は、逆に電話に回帰しているという話を、以前読んだことがあります。スパムメールが多すぎて、本当に必要なメールが埋もれてしまうのだとか。GMailを好む人が多いのは、スパムメール対策が一番しっかりしているという話もよく聞きます。
少し前にこのブログ用のメールアドレスを公開したのですが、スパムメールさえ来なくて、拍子抜けしてます。(^_^;)

投稿: マスト | 2008/09/07 13:15

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