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2008/11/16

金融システムに厳しい規制が必要な理由を自分なりに考えてみた

 金融サミットが開かれ、大方の予想通りブッシュ大統領は、金融システムの変更、政府による市場の管理を否定した。

 それはさておき、何度説明されても、何度解説を読んでも、いまだに “資金の流動性” やら “証券化” が理解できない。

 いちおう自分なりの想像はしてみた。具体的には、水道システムに置き換えて考えてみたのだ。

 今の日本では、蛇口をひねれば飲むことができる上質な水が、ほぼ無尽蔵に手に入る。

 ちなみに、世界的に見れば、このようなシステムは日本や米国など極限られた国にしか作られていない。ヨーロッパでさえ 「生水は飲むな」 といわれているのだから。

 それはさておき、もし今蛇口から水が出なくなったらどうなるだろう? おそらく日常生活に多大な影響が出るだろう。日本人の生活は、蛇口からいつでも上質な水が得られることを前提にして、成り立っているのだから。

 もし、蛇口から水が出なくなれば、事前に必要な分の水を大量に容器に確保しておかなくてはならない。もしくは、井戸のような天然の貯水槽を持つ必要がある。

 これを金融機関に置き換えてみると、払いだすお金を必ずしも貯めている必要はなく、蛇口(=日本銀行や他の銀行?)をひねれば、必要なだけお金を取り出せる、と考えたのだ。水を溜める必要がなければ、維持費がかからず、お金を保持しなくて良いならば、運用に回せる。いずれも効率が良い。

 また、水道水はタダではなく水道料がかかり、金融機関が他の金融機関からお金を借りるのもタダではなく金利がかかる。それでも、利便性を考えれば、その程度の費用は許容範囲内だと思うから、誰もが蛇口から水道を使うし、他の金融機関からお金を借りる。

 一方で、国民のほとんどが依存している水道システムだからこそ、水質や水量には厳しい制限が設けられていて、きちんと管理されている。

 もし、水道が自由競争であり、複数の企業が競い合っていたとして、安さを売り物にしていた水道業者が、飲料に適さない水源を使っていたり、費用を抑えるために浄化を充分に行っていなかったとしたら・・・。蛇口から出る水の品質は見ただけでは早々わかるものではない。

 中国の牛乳へのメラミンの混入を見ればわかる。大きな被害が出て、初めて問題だったことが公になる。

 だから、もし資金の流動性やら証券化が、現在の金融システムにおいては必要不可欠なものなのであればあるほど、“国民の代表” であるはずの政府が、きちんのシステムを監視、監督、規制をすべきだと思うのだ。

 そう思うからこそ、ブッシュ大統領の主張には納得できないし、現在の野放図な金融システムでブッシュ周辺ばかりが潤っていて、だから、ブッシュは今のシステムを止めたくないないのだと思えて仕方がない。

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