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2008/11/10

経営者の発言は要注意

 米国大統領選挙は、大方の予想通りに オバマ氏の勝利に終わった。得票差は、むしろ予想外に大差がついたように思う。

 ところで、以前にこんな記事があったのを、私ははっきりと覚えていた。

鈴木貴博のビジネスを考える目
第148回 米大統領選はマケインが勝つ?!
 鈴木貴博
  bpspecial ITマネジメント [2008年10月8日]

 別にこの記事をやり玉に挙げるつもりはないし、非難するつもりもない。むしろ、著者が聞いた話を私が聞いたとしたら、やはり同じような予想記事を書いたと思う。

 私が思ったのは、米国の上流階級とも言うべき CEO や 弁護士 の一般大衆との認識のズレについてである。

 米国の大多数の市民は、経営者は知識階級が考えている以上に、すでに人種を問題にしていない、と私は理解した。

 これが書かれた10月上旬、さらに話を聞いたのは9月上旬。そこからの2ヶ月間で、金融危機やら、ペイリン副大統領候補の失態、などで、状況は大きく変わったこともあろう。現に記事の中にも、

「このままペイリン副大統領候補のスキャンダルが大きな騒ぎにならなければ、」

という一文を入れている。

 とはいうものの、一部で懸念されていた “ブラッドリー効果” もなく、オバマ氏が圧勝した。やはり、白人男性の大企業経営者や弁護士といった上流階級の認識と、大多数の一般市民とは認識が大きく違っていたとしか思えない。

 同じことは日本でもいえるだろう。

 経済的なニュースがあると、経団連やら著名な会社経営者がインタビューを受けているが、彼らの発言が的を射ているようには、私にはどうしても思えない。

 特に一般消費者を相手にしている企業であれば、一般国民の常識や流行をきちんと把握していなければ、売り上げが伸びないはずだ。にもかかわらず、従業員を 「コストが安く済むから」 という理由で、安易に派遣社員に切り替えたり、そもそも労働者を設備やコスト程度にしか考えない経営者が、一般国民の気持ちを理解できているとも思えない。

 以前に紹介した経営者の発言を読んでもらってもわかるように、一般常識と比較するととんでもないことを言っている。

 大企業の経営者だからといって、その発言を鵜呑みにするのは危険である。

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