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2008/12/13

ハードディスクケースの冷却ファンの効果は?

 初期不良だった新しいハードディスクケースも、新品と交換してもらい、順調に機能している。

 そこでようやく、ハードディスクケースの冷却ファンの効果を調べることが出来た。

 まずは、発熱が大きい旧型ハードディスクから試した。チェックディスク や 数十GBをまとめてコピーする などして、連続アクセスを行った。

 作業開始前は、23~24℃ だったものが、10分後には、35℃を超えて 37~38℃ にもなる。その後も、少しずつ温度は上昇して、20分後には 45℃ をゆうに超えていた。30分経たないうちに 49℃ と、このまま行けば50℃を超えそうな勢いだったため、あわてて扇風機の風を当てて外部からの強制冷却を行った。強制冷却後は、48~49℃ で安定した。

 冷却ファンを持たない以前のハードディスクケースは、構造が単純な分、ケースの片側のフタを外して、ハードディスク本体に直接風を当たられたため、むしろ、扇風機の冷却効果は高かった。扇風機による冷却で、旧型ハードディスクでも 40℃ 以下で安定させることが出来た。

 ところが、新しいハードディスクケースは、金具やネジなしにハードディスクを固定しているため、使用中にハードディスクケースを開けることは出来ない。そのため、扇風機による外部からの冷却は、以前のハードディスクケースよりも効果が薄いようだ。

 旧型ハードディスクを使う場合は、以前のハードディスクケースを使い、扇風機で外部から冷却しながら使う方がよさそうだ。

 次に、新型ハードディスクを同じように、チェックディスクやファイルコピーで連続アクセスさせてみた。

 こちらも、最初の10分で 33℃ まで温度が上がった。が、その後は、作業が終了するまで、34~35℃ で安定していた。

 冷却ファンのない以前のハードディスクケースでは、連続アクセスすると新型ハードディスクでも 40℃ を越えていたので、新しいハードディスクケースの冷却ファンは、充分に効果があるということがわかった。

 とはいえ、今回買ったハードディスクケースをあらためて調べたら、あまり評判が良くなかった。それよりも、こちら↓の方がデザインを除いて評判が良い。

Owltech eSATA+USB コンボモデル OWL-EGP35/EU

 冷却ファンも 8cm と大型だ。さぞやよく冷えるだろう。

 なお、上記の温度はすべて、ハードディスクが出力している情報を、ツールを使って読み取った値だ。ハードディスクの表面を実測したものではない。

 それにしても、旧型のHGST社製ハードディスクの温度の上がり方は、ちょっと危険だ。Google の報告の Figure 4 をみると、使用温度が “46~47℃” を超えると、明らかに故障率が上がっている。

Failure Trends in a Large Disk Drive Population (PDFファイル:241KB)

 ちなみに、温度が 36~37℃ 以下でも、故障率が上がっているように見える。さらに、Figure 5 を見ると、温度が低すぎると初期不良を起こしやすく、温度が高すぎると耐久性が低くなる、と読める。

 いずれにしても、ハードディスクの温度を気にしてパソコンを使っている人は、少ないように思う。

 とすれば、旧型のHGST社製ハードディスクを、実は充分な冷却をしないで使っていることに気づかず、今後1~2年で多くの人がハードディスクの突然死に遭遇するのではないかと、心配している。

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