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2009/03/03

高級オーディオシステムでドルビーTureHDを体験してきた

 古くからの友人が、高級オーディオシステムを揃えたと言うので、視聴をしに遊びに行ってきた。スピーカーやアンプなどで総額200万円余りの高級オーディオたちだと言う。しかも購入先は、あの有名なダイナミックオーディオとのこと。

 オーディオに一番興味のあった高校生大学生時代であれば、目を輝かせて期待に胸躍らせて訪問しただろう。残念ながら今はそれほどでもないため、お祝いするぐらいのつもりで訪問した。

 まず、Blu-ray Disc (BD) と DVD-Video (DVD) の聞き比べをした。ものの、映像の違いははっきりしているものの、音の違いはそれよりははるかに小さい印象だった。金属をはじく音に明らかな違いは聞けたものの、全体としては大きな違いはないように感じた。

 BD はドルビーTureHD(=省略なし)であり、DVD はドルビーデジタル(=省略あり)だ。理屈から言えば、BD 音声のほうがダイナミックレンジが広く、抜けるような音になる、はずだ。しかし、ディスクに録音されている音の元がよくなければ、BD も DVD もたいした違いはなくなってしまう。最初に聞き比べたのはそういうものだったのだろう。

 しかし、ある作品の ドルビーTureHD と ドルビーデジタル を聞き比べて、驚きの違いを感じた。それは BD版 『AKIRA』 だった。

 BD版 AKIRA には、ドルビーTureHD と ドルビーデジタル 両方の音源が含まれている。それを切り替えながら聞き比べると、明らかに別物であるのがわかった。

 まず音圧がまったく違った。ドルビーデジタルもけっして悪い音ではなかったが、ドルビーTureHDに切り替えたとたん、同じ音量のはずなのに窓ガラスが共振をし、床の振動を足の裏に感じた。これが音源の違いなのか、再生可能なダイナミックレンジの違いなのか、私には断言できない。しかし、これだけの違いが感じられるのならば、ドルビーTureHD そして、総額200万円の高級オーディオの存在価値は確かにあると思った。

 ちなみに、PCM (=無圧縮、省略なし) 音源も含まれていたが、サラウンドではなく普通のステレオ音源だったため、ドルビーTureHD と比べると、やはりかなり聞き劣りがした。

 BD版 AKIRA での ドルビーTureHD と ドルビーデジタル の違いは、私が昨年買い換えたテレビの画力の違いを思い起こさせた。21型のブラウン管テレビから42型のハイビジョンプラズマテレビへ切り替えた、あの衝撃だ。

 友人宅のディスプレイは当然のごとく大画面で、60型のリアプロジェクターだ。年式が古いのでフルではないハイビジョンであるものの、そこは60型だ。映像の迫力は十分にある。

 ドルビーデジタル音源であれば、画面の迫力と音響がつりあっているように感じた。むしろもう少し音に迫力がほしいぐらいである。

 だが、ドルビーTureHD音源に切り替えたとたん、明らかに画面が貧弱に見えてしまう。ドルビーTureHDの音響に対しては、1988年に製作されたアニメ作品では明らかに映像の緻密さが負けているように感じられた。作品の出来と言う意味ではなく、ドルビー TureHDに対しては、単純に映像の解像度がもっと欲しいと感じた。

 もちろん、それらはすべて私個人の感想だ。誰もがそう感じるとは思わない。

 まあ、総額200万円ものオーディオシステムを所有できる人などかなり限られている。私も含めてほとんどの人は所有することはないだろう。

 私などはむしろ強い所有欲に駆られず幸いだと思った。もし、あんなシステムが欲しくて仕方なくなったとすれば、システムにかかる費用だけでなく、設置するための住居やシステムの真価を発揮させるためのコンテンツの購入などで、いくら金があっても足りなくなるのが目に見えるからだ。

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