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2009/07/14

新しいプリンター (使用編)

 前回、紆余曲折を経て キヤノン PIXUS MP630 を購入した話をした。今回は、その続きだ。

 MP630 を家に持ち帰ると、すぐに設置をした。

 MP630 はスキャナーを持つため、以前の PIXUS iP7500 に比べると、一回りから二回りくらい大きい印象を受ける。

 その一方で、プリンター下部の給紙トレイが完全にプリンターに収納され、でっぱりがない状態で A4 用紙がトレイにセットできるのはよい。以前の iP7500 では、A4 用紙をトレイにセットした状態では、トレイが3分の1ほどプリンターよりはみ出すため、床にプリンターを置いている我が家では、トレイの出っ張っている部分を蹴飛ばしたり踏んづけたりするトラブルがあったため、トレイが完全に格納できるのはありがたい。

 また、小さいことではあるが、底面の足の部分のゴムの粘着性が強くなっている気がする。プリンターを移動させようとする時に、プリンターをいったん上に持ち上げないと移動させることができない。フローリングの床を滑らせることができないくらいの粘着力がある。

 インクヘッドやインクを装着するために上面を上げるのだが、上面の上がり方が中途半端で、いまひとつ装着がしにくい。頻繁にやる作業ではないので、作業のし安さを考慮しなかったのかもしれないが、一つ間違えると、インクヘッドをぶつけてダメにする危険が、高いように感じた。

 小型の液晶画面が付いていて操作や設定がしやすいのも、プリンター単体にはない良い点だ。パソコンから印刷することを前提にする単体プリンターと、プリンター単独でもコピーなどの操作をすることを前提とする複合プリンターの違いだ。

 給紙トレイは背面にもある。これは iP7500 と同じだ。ただし、MP630 の背面トレイは iP7500 に比べてかなり貧弱であり、カンタンに壊しそうで、あまり好きになれない。

 設置と基本設定が完了したので、まずはパソコンから印刷してみる。

 キヤノンのホームページから最新のドライバーをダウンロードして、インストールした。そのままテストページを印刷する。何の問題もなく印刷できる。

 次に、コピーを試してみる。子供の学校から配られた集合写真をスキャナに置いて、コピーしてみた。

 普通紙への印刷であったが、子供一人一人の顔が判別できるくらいにきれいにコピーされた。

 その後、1週間ほど、デジカメ写真の印刷やら子供のプリントのコピーやらで使ってみた。

 デジカメ写真の印刷の詳細については、次回まとめて行う予定だ。

 MP630 のコピー機能には、いろいろなオプションコピーがある。

 私が一番有効に使っているのは、片面→両面 へのコピーだ。先に両面分の原稿を読み込んだあとに、まとめて両面印刷をしてくれる。

 本をコピーするときは上面を閉められなくなるため、周囲が真っ黒にコピーされるのを防ぐ機能 “枠消しコピー” がある。しかし使ってみると、我が家では A4 や B5 といった紙のサイズと同じサイズでしかコピーしないため、枠消しコピー機能は、我が家では必要ないことがわかった。さらに、この機能を使用すると、コピーにかかる時間が長くなるため、なおさら使わない。

 部分コピーも使ってみた。必要な部分のコピーしかしないため、インクの節約にはなる。しかし、紙の節約にはなりそうもない。コピーする部分を任意の位置に印刷できないため、紙の真ん中にコピーされてしまうのだ。そのため、印刷されてなかった部分に、別なコピーを行うことはほとんどできない。

 部分コピーを有効的に行おうと思うならば、パソコンを使い、スキャナでいったん読み取った原稿を、パソコン上で切り取ってから、用紙の上にきちんと並べ印刷したほうがよさそうだ。

 全体としては、MP630 は、使いやすく、満足度も高い。

 しかし、個々の機能を見ていくと、使いにくい部分がいくつかある。

  • 普通紙用トレイの設定

 我が家でよく使う普通紙の A4、B5 に対して、プリンター下部のトレイか背面のトレイかを指定できる設定がある。

 ところが、我が家では 「A4 → 下部トレイ」、「B5 → 背面トレイ」 としたいのに、MP630 にはそういう設定がないのだ。普通紙を 「下部」 とすると、A4 も B5 も下部となり、「背面」 とすると A4 も B5 も背面となる。コピーしたい紙サイズを変えるたびに、本体設定の普通紙給紙トレイの設定を変える必要があり、我が家にとっての MP630 の一番の不満点になっている。

  • 電源の自動オン・オフ

 iP7500 では、しばらく使っていないと自動で電源が切れて、印刷を始めると自動で電源がオンになった。

 MP630 には、この設定がない。電源をオフにするときは、プリンターについている電源ボタンを押して、手動で電源をオフにする必要がある。

 確かに、iP7500 でも印刷命令を受け取れるということは、完全に電源が落ちているわけではなく、待機状態になっているということだ。MP630 は、電源ボタンが点灯していても、液晶画面は消えるので、実質的に iP7500 も MP630 も同じなのかもしれない。それでも、明示的にしていできないのは、なんとなく居心地が悪い。

  • インクの単価

 インクタンク一つあたりの容量を自分で測ったわけではないが、タンクを並べてみると MP630 のインクタンクは、iP7500 のそれの高さが4分の3になっている。単純に考えれば、インクの量も4分の3になっているように思われる。

 一方価格は、アマゾンで比較すると、MP630 用の BCI-320/321 マルチパックが 3640円。iP7500 用の BCI-7e/9BK マルチパックが 4332円。比率にすると、0.84 になっている。

 0.75 倍になったものを 0.84 倍の価格で売るということは、実質的に値上げだ。

 iP7500 のときは、3年間でマルチパックを5箱買っている。インク代で約25,000円。それほど多くの印刷をするわけではないが、それでも小さい額ではない。これがさらに1割ほど増える計算になる。はっきりいって嬉しくない。

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 キヤノン製なので、インク詰まりは心配していない。コピーや印刷したい時にかすれて、印刷できるようになるまで小一時間かかる、というような心配をしなくていいのは、大切なことだ。その点だけでも、キヤノン製プリンターを選択する理由になる。

 残るは、耐久性だ。これまでの経験からすると、3~4年で故障すると予想される。

 しかし、エコの観点からすれば、もっと耐久性をあげるなり、修理をもっと安く簡単に行えるようにすべきだと思える。もっとも、今のプリンター業界の状況を見ると、それはかなり難しいだろう。残念ながら。

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