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2009/07/13

新しいプリンター (購入編)

 使っていたプリンターが使えなくなったことは、以前の記事で書いた通りである。

 プリンターがないと、特にカミさんが、いろいろ不便な思いをしているので、先週末にプリンターを購入した。

 前回プリンターを購入するときは、パソコンから印刷ができればよいと思っていたので、印刷のみの機種を購入した。

 ところがその後、子供の勉強の関係で、カミさんが頻繁にコピーをするようになった。そこで今回は、スキャナーがついてコピーもできる、いわゆる、複合型プリンターを買うことにした。

 まず候補に挙がったのは、それまで使っていたプリンターと同じメーカー キヤノンの PIXUS MP970 だ。MP970 の発売は2007年秋で、いわゆる 2008年モデル だ。あと2ヶ月もすれば2010年モデルが発表されることを考えれば、型落ちの型落ちだ。

 それでも MP970 を第1候補に挙げたのは、それまで使っていたプリンターと同じインクカートリッジが使えるからだ。予備として買っていたインクがまだ4色、約4000円分残っているため、それが使えたほうがお得だと考えたのだ。

 また、MP970 はプリンターとしても評価が高いため、型落ちの型落ちであっても性能的に問題ないと考えた。さらに、型落ちの型落ちであることから、かなり安価に買えることも期待していた。

 ところが、MP970 はどこにも売っていなかったのだ。

 ネット上を探しても、ほぼ完売状態だ。楽天内のショップで1店舗見つけたものの、とても安価とは言える価格ではなかった。MP970 の後継機種である型落ちの MP980 が、すでに楽天内の MP970 よりかなり安く売られている現状では、その店舗から MP970 を買うメリットはなかった。

 そこで、秋葉原になら何台かは残っているだろうと、楽観的な気持ちで秋葉原に出かけた。ところがなんと、秋葉原でも見つけることはできなかった。

 中古品を扱っている店も回ってみたのだが、中古の MP980 が大量に売られていたのに、中古の MP970 は一つもなかった。

 余談になるが、十数年ぶりに秋葉原駅前の ラジオ会館 に入った。以前ならば、パソコンのパーツや周辺機器を売っている店であふれかえっていたラジオ会館であったが、今回行ってみて、すべてキャラクター関係の店に埋め尽くされており、時間の非情さを思い知らされた。

 結局、MP970 はあきらめて、型落ちになる2009年モデルを買うことにした。幸いなことに、型落ちのプリンターが急激に安くなる時期だったため、私が予想していたよりは安く、新しいプリンターが買えそうだった。

 いろいろ悩んだ挙句、私が買ったのは “キヤノン PIXUS MP630” だ。

 MP630 を最終的に選んだのには、いくつか理由があった。

 エプソンではなく、今回もキヤノン製プリンターを選んだのは、3年で故障はしたものの キヤノン iP7500 の満足度が高かったからだ。写真画質は多少エプソンに劣っていたが、iP7500 は、一度も印刷ヘッドのインク詰まりを起こすこともなく、使い勝手はきわめて良好であった。

 インク数については、以前であれば、写真画質を考えてなるべくインク数の多いプリンターを選んだかもしれない。MP630 は 「シアン」、「マゼンダ」、「イエロー」、「ブラック」、「顔料ブラック」 の5色インクで、最も基本となるインクセットとなっている。それに対して、MP980 は 「グレイ」 が加わり6色インクセットになっている。

 以前の iP7500 は、基本の5色に加えて 「フォトシアン」 と 「フォトマゼンダ」 が入った7色インクセットだった。インクセットが多いということは、それだけインク代がかさむ。プリンターはインクが1色でもなくなれば印刷ができなくなるため、カラー印刷をしないからといって、カラーインクを空にしておくこともできない。そうすると、予備でそろえておくインクの数が増える分だけ、インク数が多いほどコストがかさんでくる。

 また、以前のインタビュー記事で、「インク1滴が非常に小さくなったため、3色カラーと5色カラーの差はほとんどなくなった」 とキヤノン技術者が言っていた。メーカー技術者の言うことなので、100%そのまま鵜呑みにはできないものの、とりあえずは信用することにしている。

 スキャナー部分も、CCD の MP980 にたいして、CIS の MP630 で差がつけられている。だが、紙への印字しか読み込まない我が家では、CIS で十分であると考えた。

 何より安くなったとはいえ、価格が1万円も違う。100万円の1万円ならたいした差ではないが、2万円と3万円の違いは大きい。LAN に直接接続できる MP980 は魅力的であったが、そのために1万円を多く払い、さらにインク代も高くつくほどのメリットが、私にはMP980 に感じられなかった。

 秋葉原まで電車賃をかけて行ったものの、プリンターそのもの価格は地元の量販店と変わらないこと確認して、結局は、地元の量販店で買って、持ち帰った。

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コメント

私も同じで、キヤノン iP7500に最高に満足しおりましたが、3年で故障しました。インクがまだ15000円相当あるので悩んでいます・・・。
犬の写真とっても良いですね。

投稿: dokokai | 2009/07/30 19:34

dokokai さん、こんにちは。
コメントをいただき、ありがとうございます。

15000円というと、7本パックが3箱分ぐらいですね。A4サイズの印刷専用プリンターと同じぐらいの金額ですね。

私はまだ処分していませんが、身近に同じインクを使っている人もいないので、そのうちオークションに出そうかと思っています。

iP7500は、いいプリンターだっただけに、私もとても残念でした。

投稿: マスト | 2009/08/02 18:39

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